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なつうたうものはふゆなく【夏歌うものは冬泣く】🔗⭐🔉
なつうたうものはふゆなく【夏歌うものは冬泣く】
働くべき時に働かないでいると、あとで暮らしに困るというたとえ。
◎暑い夏に歌など歌ってのほほんとしていると、寒い冬がきたときに凍え泣く羽目になるの意から。
なつのひなたをいけ ふゆはひかげをいけ【夏の日向を行け 冬は日陰を行け】🔗⭐🔉
なつのひなたをいけ ふゆはひかげをいけ【夏の日向を行け 冬は日陰を行け】
暑い夏にあえて暑い日向を行き、寒い冬にはあえて寒い日陰を行くように、自分を鍛えるためには進んできびしさ、つらさを求め、それに耐えてみよということ。
〔例〕「夏逃げた日向を冬は追い廻(まわ)し」(古川柳)
なつのむし こおりをわらう【夏の虫 氷を笑う】🔗⭐🔉
なつのむし こおりをわらう【夏の虫 氷を笑う】
見識の狭いこと、無知なことのたとえ。
◎夏の虫が冬の氷のことを理解できずに氷のことを笑うの意から。
〔類〕井の中の蛙大海を知らず
ななえのひざをやえにおる【七重の膝を八重に折る】🔗⭐🔉
ななえのひざをやえにおる【七重の膝を八重に折る】
もうこれ以上はないというほどていねいに頼み事をしたり、お礼やおわびをしたりすることの形容。
◎実際には二重にしか折れない膝を七重にし、さらに八重にも折るほど腰を低くするの意から。
〔例〕「七重八重折ったは膝と花の枝」(古川柳)
ななころびやおき【七転び八起き】🔗⭐🔉
ななころびやおき【七転び八起き】
何度失敗しようとくじけることなく、心を奮い立たせてがんばること。また、人の一生が波乱に満ちていて浮き沈みの激しいことのたとえ。
◎七度転んで八度起き上がるの意から。「七転八起(しちてんはっき)」とも言う。
〔較〕A man"s walking is succession of falls.(人の歩みは転びどおし)
ななさがりななあがり【七下がり七上がり】🔗⭐🔉
ななさがりななあがり【七下がり七上がり】
人の一生は何度も何度も浮き沈みを繰り返す、不安定なものだということ。
◎七回下がって(衰退して)、七回上がる(繁栄する)の意から。
〔類〕浮き沈み七度
ななたびたずねてひとをうたがえ【七度尋ねて人を疑え】🔗⭐🔉
ななたびたずねてひとをうたがえ【七度尋ねて人を疑え】
物がなくなって見つからない場合、つい他人のせいにして疑いたくなりがちだが、まず自分で丹念にさがしてみることが先決で、軽率に人を疑ってはならないということ。
◎「尋ねる」は、さがす意。七回さがしてもなお見つからないときに、はじめて人を疑えの意から。「七度(しちたび)探して人を疑え」とも言う。
〔対〕人を見たら泥棒と思え
ことわざ ページ 986。