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てっぷのきゅう【轍鮒の急】▽中国🔗🔉

てっぷのきゅう【轍鮒の急】▽中国 《わだちの水たまりにいる鮒(フナ)に危急が迫っているの意》危急が目前に差し迫っていることのたとえ。 《参考》 貧乏な荘子(ソウシ)が、あるとき監河(カンカ)侯に穀物を借りようとしたが、侯は、「近いうちに領地から税金を取って貸してあげよう。」と言った。荘子は、それを聞くとむっとして顔色を変えて、「昨日ここへ来る途中、わだちの水たまりに鮒がいて水をくれと言いました。そこで私が、『これから呉越の王を訪ねるから、西江の水をせきとめてこちらに押し流してやろう』と言うと、鮒はむっとした顔つきをして、『私は今すぐ少しの水がなければ生きていられないのです。そのようなことを言われるのなら、あなたは乾物(ヒモノ)屋の店先で私を捜したほうがよいでしょう』と言いました。今の私がそれです。」と言ったという。 《出典》 〔荘子(ソウシ゛)・外物篇〕 《類句》涸轍(コテツ)の鮒魚(フキ゛ョ)。涸鮒(コフ)。

てっぷのきゅう【轍鮒の急】🔗🔉

てっぷのきゅう【轍鮒の急】 差し迫った危機のたとえ。 ◎「轍鮒」は車の轍(わだち)(車輪の跡)にできた水たまりにいる鮒(ふな)のことで、水たまりの水がなくなって、その鮒が今にも死にそうな危険な状態にあるの意から。 〔類〕焦眉の急

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