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なんかのゆめ【南柯の夢】▽中国🔗⭐🔉
なんかのゆめ【南柯の夢】▽中国
夢のこと。また、はかない物事のたとえ。「槐夢(カイム)」「槐安(カイアン)の夢」とも。
《参考》
(イ)「南柯」は南へ突き出た枝。
(ロ)唐の淳于〔ふん〕(シ゛ュンウフン)が、酒に酔って邸内の槐(エンシ゛ュ)の木の下で眠り、地下の大槐安国(タ゛イカイアンコク)の王に迎えられて南柯郡の郡主となり、栄華の20年を過ごした夢を見た。目が覚めて木の下を調べてみると、そこは蟻(アリ)の国で、穴の一つには大蟻が王として住み、他の穴は南に向いた枝の下にあったという。
《出典》
〔李公佐(リコウサ)・南柯太守伝〕
なんくせをつける【難癖を付ける】🔗⭐🔉
なんくせをつける【難癖を付ける】
何か欠点を捜し出してとがめる。小さな欠点を取り上げて相手を非難する。
《例文》
「意地の悪いあの男性は、何にでも難癖を付けたがる。」
なんざんいろにこりず【難産色に懲りず】🔗⭐🔉
なんざんいろにこりず【難産色に懲りず】
《難産で苦しんだ女性が、その苦しみに懲りずにまた色事にふけるの意》苦難を切り抜けた者が、その苦難を忘れてまた同じようなことをするたとえ。
なんざんのじゅ【南山の寿】▽中国🔗⭐🔉
なんざんのじゅ【南山の寿】▽中国
《南山が崩れないのと同じように》永久に続く命。また、事業などが長く堅固に続くこと。
《参考》
長寿を祝うことば。
《出典》
月ノ恒(コウ)(弓張り月)ノ如(コ゛ト)ク、日ノ升(ノホ゛)ルガ如ク、南山ノ寿ノ如ク、騫(カ)ケズ崩レズ。〔詩経(シキョウ)・小雅・天保〕
なんじにいずるものはなんじにかえる【爾に出ずる者は爾に反る】▽中国🔗⭐🔉
なんじにいずるものはなんじにかえる【爾に出ずる者は爾に反る】▽中国
《自分のやったことの報いは、すべて自分の身に返ってくるの意》善悪の応報は自ら招いた結果であるということ。
《出典》
曾子(ソウシ)曰(イワ)ク、之(コレ)ヲ戒メヨ、之ヲ戒メヨ。爾ヨリ出ズル者ハ爾ニ反ルナリト。〔孟子(モウシ)・梁恵王下篇〕
なんじみずからをしれ【汝自らを知れ】▽西洋🔗⭐🔉
なんじみずからをしれ【汝自らを知れ】▽西洋
《お前自身をよく知るようにせよの意》人間は、人間の本質である無知ということをよく自覚すべきであるということ。また、人は身の程をわきまえるべきであるということ。「汝自身を知れ」とも。
《参考》
ギリシアのデルフォイにあったアポロン神殿に、七賢人のことばの一つとして柱に刻まれていたという。古代ギリシアの哲学者ソクラテスが信条にしていたことば。
なんせんほくば【南船北馬】▽中国🔗⭐🔉
なんせんほくば【南船北馬】▽中国
広く方々を忙しく旅して回ること。
《参考》
中国では、南方を旅行するのには川が多いので船を用い、北方は陸続きで山野が多いので馬を用いたことから。
なんでもこいにめいじんなし【何でも来いに名人なし】🔗⭐🔉
なんでもこいにめいじんなし【何でも来いに名人なし】
何でも器用にこなせる人には一芸に秀でた人はいないということ。
《類句》何でも来いの何でも下手。多芸は無芸。
なんにのぞんでにわかにへいをいる【難に臨んで遽かに兵を鋳る】▽中国🔗⭐🔉
なんにのぞんでにわかにへいをいる【難に臨んで遽かに兵を鋳る】▽中国
《戦争が起こってから、あわてて兵器を造るの意》平素準備を怠っていて、事が起こってから急にあわてても間に合わないことのたとえ。「難に臨んで兵を鋳る」とも。
《出典》
之(コレ)ヲ譬(タト)エレバ猶(ナオ)難ニ臨ンデ遽カニ兵ヲ鋳、噎(ツマ)リテ遽カニ井(セイ)ヲ掘ルガゴトシ。〔晏子春秋(アンシシュンシ゛ュウ)・雑上篇〕
《類句》渇(カツ)して井(イ)を穿(ウカ゛)つ。
なんぷうきそわず【南風競わず】▽中国🔗⭐🔉
なんぷうきそわず【南風競わず】▽中国
《南方の音楽の調子が活気がないの意》南方の楚(ソ)国の勢力が衰えて振るわないことのたとえ。
我が国では、南北朝時代の南朝(吉野朝)の勢いが振るわないことに言う。
《出典》
晋人(シンヒト)楚ノ師(=軍隊)有リト聞ク。師曠(シコウ)(晋の楽師の名)曰(イワ)ク、害アラズ。吾(ワレ)驟(シハ゛シハ゛)北風ヲ歌イ、又(マタ)南風ヲ歌ウ。南風競ワズ、死声多シ。楚必ズ功無ケント。〔春秋左氏伝(シュンシ゛ュウサシテ゛ン)・襄公十八年〕
なんぶのさけのはなまがり【南部の鮭の鼻曲がり】🔗⭐🔉
なんぶのさけのはなまがり【南部の鮭の鼻曲がり】
昔の南部領(盛岡藩)の人は、さけの鼻が曲がっているように、根性がひねくれているということ。
《参考》
生殖期の雄のさけは吻(フン)が前に突き出て曲がってくる。
なんをつける【難を付ける】🔗⭐🔉
なんをつける【難を付ける】
欠点を指摘して非難する。けちを付ける。
《例文》
「難を付けるのに事欠かない。」
なんかのゆめ【南柯の夢】🔗⭐🔉
なんかのゆめ【南柯の夢】
はかない夢、また、むなしくはかないことのたとえ。
◎「南柯」は南に向いた枝の意。中国唐の淳于ふん(じゅんうふん)という人が、酔って槐(えんじゅ)の木の下で眠ったときに、大槐安国(だいかいあんこく)に行き国王に重用され、南柯郡の郡守となって栄える夢を見た。ところが、目が覚めてみると槐の木の下に穴が二つあり、一方には大蟻(おおあり)が住み、それが夢の中での国王であり、もう一方の穴は南に張り出した枝のほうを向いていて、夢の中の南柯郡を指していたという故事から。「槐安(かいあん)の夢」とも言う。
〔出〕南柯太守伝(なんかたいしゅでん)
〔類〕邯鄲の夢
なんざん いろにこりず【難産 色に懲りず】🔗⭐🔉
なんざん いろにこりず【難産 色に懲りず】
人間、どんなに苦しい目にあっても、しばらくするとその苦しみを忘れて、性懲りもなく同じことを繰り返すものだというたとえ。
◎出産の苦しみに懲りずに、またまた色欲にふけるの意から。
〔類〕喉元過ぎれば熱さを忘れる
なんじじしんをしれ【汝自身を知れ】🔗⭐🔉
なんじじしんをしれ【汝自身を知れ】
知るということは、自分の無知を自覚し、それに基づいて知識を得ていくことであるから、まず自分自身をよく知るということが基本であるということ。
◎ギリシャのアポロン神殿に刻まれている七賢人の一人ターレスの格言で、「自分の分限をわきまえよ」などの意で解釈されていたものを、ソクラテスが自分自身の魂の探求を命ずるものとして解釈したと言われる。英語はKnow thyself.
〔類〕身の程を知れ
なんじにいずるものはなんじにかえる【爾に出ずるものは爾に反る】🔗⭐🔉
なんじにいずるものはなんじにかえる【爾に出ずるものは爾に反る】
自分のやったことに対する報いは、よいことであろうと悪いことであろうと、いずれ必ず自分自身に返ってくるということ。
◎「爾」はおまえの意。
〔出〕孟子(もうし)
なんじのてきをあいせよ【汝の敵を愛せよ】🔗⭐🔉
なんじのてきをあいせよ【汝の敵を愛せよ】
味方や親しい人を愛するのは当然のことだが、たとえ相手が自分に害を及ぼす敵であっても慈愛の心を持って接するのが真の愛だということ。
◎『新約聖書・マタイによる福音書』にあることばから。英語はLove your enemies.
なんじのりんじんをあいせよ【汝の隣人を愛せよ】🔗⭐🔉
なんじのりんじんをあいせよ【汝の隣人を愛せよ】
自分のことだけを考えるのではなく、周囲の人々にも愛情を持って接しなさいということ。
◎Love your neighbor.という聖書のことばから。
なんせんほくば【南船北馬】🔗⭐🔉
なんせんほくば【南船北馬】
絶えずあちこちを旅行すること。また、各地をいそがしく駆け巡ること。
◎中国では南部は河川が多いので船を使い、北部は山や平原が多いので馬を使って旅したことから。
〔出〕淮南子(えなんじ)
なんでもこいにめいじんなし【なんでも来いに名人なし】🔗⭐🔉
なんでもこいにめいじんなし【なんでも来いに名人なし】
なんでも器用にこなす人というのは、これといった一つのものを持っていない理屈になるので、結局名人と言える人はいないということ。
〔類〕多芸は無芸
〔較〕Jack of all trades and master of none.(なんでも屋に名人はいない)
なんのへちまのかわ【なんの糸瓜の皮】🔗⭐🔉
なんのへちまのかわ【なんの糸瓜の皮】
→糸瓜の皮とも思わず
なんぷうきそわず【南風競わず】🔗⭐🔉
なんぷうきそわず【南風競わず】
昔、中国で南部の国々の勢力が振るわなかったこと。転じて、日本の南北朝時代、南朝が不振だったこと。
◎「南風」は南方の国の詩の音調のことで、それが北方の国のものと競うことができないほど弱々しかったことから。
〔出〕春秋左伝
なんでもできないものはない🔗⭐🔉
なんでもできないものはない
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