some・thing **sm《◆早い発話ではsmpと発音される》〔初12c以前；some (ある)+thing (もの, こと)〕

【代】

1[肯定文で] 何かある物[事], 何か‖She always tries 〜 new. 彼女はいつも何か新しいことにアタックしている《◆形容詞は後に置く》/Play 〜 on the guitar. ギターで何か弾きなさい/S〜 is better than nothing. 何かあるのは何もないよりもましだ；枯木も山のにぎわいだ/Can I get you 〜 to drink ? なにかお飲み物でもお持ちいたしましょうか/S〜 about him annoyed me. 彼にはどことなく人をいらいらさせるところがあった/S〜 is rotten in the state of Denmark. 〈Ham. I. iv〉 デンマークには何かいかがわしいことがある《◆国や組織で何かおかしいというときの言葉》.

[語法] (1)否定・疑問文では anything： She never tries anything new. 彼女は目新しいことにはまったく手を出さない / Can you say anything in Swahili? スワヒリ語で何か言えますか《◆Can you say 〜...? だと「たぶん言えるでしょうが」という含みを持つので, 相手の能力を尊重していることになり丁寧. cf. Can I ask you 〜? ちょっと質問していいですか》. (2)something が not の射程(スコープ)の外にあると解釈される場合には否定文であっても something のままで可. 否定文でも something を用いる場合： i) something が主語になる場合, ii)前置詞句・関係詞で修飾されている目的語である場合. また, 確認を求めるような疑問文では something が用いられる( →anything 【代】 1[語法]). (3)if 節の場合： If there is 〜 I can do, please tell me. 私にできることがあれば何なりと言ってください.