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あい-びき アヒ― [0] 【相引(き)・合(い)引き】🔗🔉

あい-びき アヒ― [0] 【相引(き)・合(い)引き】 (1)(多く「合引」と書く)歌舞伎用語。(ア)俳優が舞台で用いる腰掛け。三種の高さがあるが,狭義には一番低いものをいう。(イ)鬘(カツラ)の内部に付けた細いひも。生え際にゆるみが出ないように,後頭部で強く結ぶ。 (ウ)引き抜きの衣装や仕掛け物に用いる細いひも。 (2)(「相引」と書く)袴(ハカマ)の両脇の,前後の布を縫い合わせた所。 (3)「相引の緒」の略。 (4)互いに引き合うこと。双方から同時に引くこと。「足首掴んで兄弟が大の男を―に/浄瑠璃・唐船噺」 (5)敵が射かけてくるのに応戦して弓を射ること。「かたき射るとも―すな/平家 4」 (6)敵味方が同時に兵を引くこと。相退(ノ)き。「敵御方―に京白河へぞ帰りにける/太平記 33」

大辞林 ページ 137833 での相引(き)単語。