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あた・う アタフ [2][0] 【能う】 (動ワ五[ハ四])🔗🔉

あた・う アタフ [2][0] 【能う】 (動ワ五[ハ四]) (1)ある動作をすることができる。(ア)(特定の動詞を受けないで)できる。なしうる。「―・う限りの援助をする」「神に―・わざるはなし」(イ)(動詞を受けて)その動作をすることができる。接続のしかたは,「…することあたわず」「…するあたわず」「…するにあたわず」「…しあたわず」の四通りがあった。「看過すること―・わず」「感嘆措(オ)く―・わず(=感嘆セズニハイラレナイ)」「平常なし―・はざる所のものを為し―・ふ/吾輩は猫である(漱石)」「大きに楽しむに―・はず/方丈記」 (2)それに適合する。ふさわしい。「十徳なからん人は判者に―・はず/十訓 1」「人はただわが身に―・はぬ事を願ふ事なかれ/仮名草子・伊曾保物語」 (3)合点がゆく。「翁は泣き歎く,―・はぬ事なり/竹取」 〔古くは打ち消しの形でだけ使われたが,明治以後は肯定の形でも使われ,「あたわ」「あたう」の両形が見られる。「あたう」は「アトー」と発音されることが多い〕

大辞林 ページ 138113 での能う動ワ五[ハ四]単語。