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い・る [0] 【入る】🔗🔉

い・る [0] 【入る】 ■一■ (動ラ五[四]) 人などが意図的に内側に移動する。 (1)人などが,ある建物・区画の中に移動する。はいる。「無用の者―・る可(ベ)からず」「虎穴に―・らずんば虎子を得ず」 (2)京都の町で場所を示す場合に,南北の通りから西または東へ少し行く。「中京区丸太町通り寺町東―・る」 (3)人が,ある分野に進む。…の一員となる。「仏門に―・る」 (4)人が,ある精神的状態になる。「涅槃(ネハン)に―・る」「悟道に―・る」 物などが内側に移動する。また,物の内部に何かが生ずる。 (1)物が何かの中にはいる。抽象的なものについてもいう。「ずいぶん念が―・っている」「病(ヤマイ)膏肓(コウコウ)に―・る」「すずりに髪の―・りてすられたる/枕草子 28」 (2)太陽・月が没する。「月ガ―・ッタ/ヘボン(三版)」 (3)(「ひびがいる」の形で)割れ目が生ずる。「茶碗にひびが―・る」「骨にひびが―・ったらしい」 事態が進行して,ある状態になる。「話はいよいよ佳境に―・った」「悦(エツ)に―・る」 ある時刻・季節になる。「寒(カン)に―・る」 他の動詞の下に付いて複合動詞をつくる。 (1)自然にその状態になりきる意を表す。「消え―・りそうな声」「寝―・る」 (2)意図的にその動作に徹する意を表す。「話に聞き―・る」「恐れ―・ります」 〔「はいる」のやや古めかしい言い方。「いれる」に対する自動詞〕 ■二■ (動ラ下二) ⇒いれる [慣用] 有卦(ウケ)に―・悦に―・寒に―・気に―・技(ギ)神(シン)に―・鬼籍に―・御意(ギヨイ)に―・興に―・神(シン)に―・手に―・堂に―

大辞林 ページ 139055 での入る単語。