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う・ける [2] 【受ける・請ける・承ける・享ける】 (動カ下一)[文]カ下二 う・く🔗🔉

う・ける [2] 【受ける・請ける・承ける・享ける】 (動カ下一)[文]カ下二 う・く (1)向かってくる物をとらえておさめる。「ボールを手で―・ける」「雨漏りをバケツで―・ける」 (2)風や光が当てられる。「追い風を―・けて快走するヨット」「西日をまともに―・ける部屋」 (3)自分に差し出されたものを自分のものとする。受け取る。《受》「謝礼を―・ける」 (4)(動作を表す語や,動作の結果生ずるものを目的語とする)他からの働きかけが及ぶことを,働きを及ぼされた側から言うことば。《受》(ア)課せられた物事やしかけられた行為などに積極的に対処する。「部下から報告を―・ける」「挑戦を―・ける」(イ)自分の意志に関係なく,他からの働きかけをこうむる。「敵から攻撃を―・ける」「罰を―・ける」「読者からのお叱りを―ける」(ウ)他からもたらされた状態が自分の身に自然と生ずる。 ⇔あたえる 「あの本を読んでどんな印象を―・けたか」「地震で被害を―・ける」「精神的ショックを―・ける」(エ)与えられる。 〔「享ける」とも書く〕 「生を―・ける」 (5)自分からすすんで,あることをしてもらう。《受》「手術を―・ける」「お祓(ハラ)いを―・ける」「入学試験を―・けに行く」 (6)他からの注文・依頼を承知して対処する。《受・請》「注文を―・ける」「神は―・けずぞなりにけらしも/古今(恋一)」 (7)(提案などを)承服する。受け入れる。のむ。《受・承》「とても―・けられないきびしい条件」 (8)影響・関連・つながりがそこに及んでいる。《受・承》「理事会の決定を―・けて事務局では…」「『もしも』を―・けて,あとには仮定表現が来る」 (9)引き継ぐ。継承する。《承》「先代のあとを―・けて二代目当主となる」「母親から絵の才を―・ける」 (10)観客・聴衆に気に入られ,好まれる。《受》「若者に―・けるギャグ」 (11)(方角を表す語を目的語として)…に面する。《受》「南を―・ける」 (12)借金を払って,質種(シチグサ)などを取り戻す。現代では「うけ出す」「うけ戻す」など,複合した形で用いる。《受・請》「衣を…質に置けるが,そののち―・くる事成がたく/浮世草子・世間胸算用 1」 [慣用] 意を―・生を―・真(マ)に―

大辞林 ページ 139274 での受ける動カ下一単語。