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おおくち-ばかま オホ― [5] 【大口袴】🔗⭐🔉
おおくち-ばかま オホ― [5] 【大口袴】
裾口(スソグチ)が広い袴。
(1)束帯の際,表袴(ウエノハカマ)の下に着用した下袴。普通,紅の平絹・精好(セイゴウ)の類で作られ,赤大口ともいう。老人は白を用いる。
(2)武家が直垂(ヒタタレ)の袴の下につける下袴。鎌倉末期から後ろを固い緯(ヨコ)畝織で仕立てて後ろ腰を張らせ,後ろ張り大口とも呼ぶ。風流(フリユウ)には上の袴を略した。
(3)公家の子弟が半尻着用のときにつけた袴。室町以降,前に固い緯畝織を用いて前を張らせ,前張(マエバリ)・(サイバリ)大口とも呼ぶ。
(4)能装束の一。腰のところを強く左右に張らせた袴。
大口袴(2)
[図]

大辞林 ページ 140019 での【大口袴】単語。