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おく [1] 【奥】🔗🔉

おく [1] 【奥】 (1)中へ深く入った所。(ア)入り口から遠い所。「引き出しの―」「路地の―の家」(イ)建物の表口から遠い所。日々,生活している所。「客を―へ通す」(ウ)特に江戸時代,将軍や大名・旗本などの屋敷で,主人の日常生活の場所。夫人や奥女中などが住み,主人以外の男性が立ち入ることはできない。将軍家の場合は大奥ともいう。 (2)表面に表れない部分。容易にはうかがい知れない部分。「心の―」「―の深い理論」 (3)主として身分の高い人が自分の妻をいう語。また,身分の高い人の妻に対する敬称。「―はどこにぞお客が有る/浄瑠璃・忠臣蔵」 (4)文書・手紙などの終わりの部分。「―書」 (5)将来。行く末。遠い先。「伊香保ろの岨(ソイ)の榛原(ハリハラ)ねもころに―をなかねそまさかしよかば/万葉 3410」 (6)都から遠い所。特に,奥州。みちのおく。「風流の初や―の田植うた/奥の細道」

大辞林 ページ 140173 での単語。