複数辞典一括検索+
おこ・す [2] 【起(こ)す・興す】 (動サ五[四])🔗⭐🔉
おこ・す [2] 【起(こ)す・興す】 (動サ五[四])
(1)起きるようにする。(ア)倒れたりして横になっているものや,傾いているものを立てる。「倒れた苗木を―・す」「転んだ子供を―・してやる」「ベッドの上に体を―・す」(イ)眠っている人の目を覚まさせる。「朝六時に―・して下さい」
(2)地面などが平らになっている状態を破る。(ア)地面の表面を掘り返す。「畑を―・す」「畝を―・す」(イ)地面の表面にある物をはがす。「石を―・すとアリの巣が見つかる」(ウ)(花札・カルタなどで)伏せられている札を表に返す。「札を―・す」
(3)物事・事態・動きなどを生じさせる。また,意図的でなく,結果として,ある事態を生じさせる。「反乱を―・す」「水の力で電気を―・す」「腹痛を―・す」
(4)ある感情や意などを心の中に生じさせる。「やる気を―・す」「すぐにかんしゃくを―・す」「勉学意欲を―・させる教育」「道心を―・す」
(5)新たに物事を始める。組織などを作る。《起・興》「国を―・す」「会社を―・す」「事業を―・す」
(6)活動を盛んにさせる。《興》「産業を―・す」「没落した家を―・す」
(7)音声を文字化する。「録音テープを―・す」
(8)版に彫る。「此わけを板行に―・して/黄表紙・艶気樺焼」
(9)心をふるい立たせる。「大夫(マスラオ)の心振り―・し/万葉 3962」
〔「起きる」「起こる」に対する他動詞〕
[可能] おこせる
[慣用] 願を―・事を―・寝た子を―・筆を―・身を―
大辞林 ページ 140205 での【起(こ)す動サ五[四]】単語。