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かな 【哉】 (終助)🔗🔉

かな 【哉】 (終助) 〔係助詞「か」の文末用法に詠嘆の終助詞「な」が付いてできたもの。中古以降の語〕 体言およびそれに準ずるもの,活用語の連体形に付く。文末にあって,詠嘆・感動の意を表す。…だなあ。…なあ。「うたてある主のみもとに仕うまつりて,すずろなる死をすべかめる―/竹取」「まつ人にあらぬものから初雁のけさ鳴く声のめづらしき―/古今(秋上)」「あぱれ剛の者―/平家 8」 〔(1)上代には「かも」が用いられた。(2)現代語でも,「惜しい」「悲しい」など一部の形容詞に付けて,「…なことに」といった意味の慣用句を作るのにわずかに用いられることがある。「悲しい―,子供の力ではどうすることもできなかった」。また,「素晴らしき―,わが人生」などのように,文語的表現として用いられることもある〕

大辞林 ページ 141329 での哉終助単語。