複数辞典一括検索+

かん-ぱく クワン― [1] 【関白】🔗🔉

かん-ぱく クワン― [1] 【関白】 〔漢書(霍光伝)「諸事皆先関白光,然後奏御天子」より。近世まで「かんばく」〕 ■一■ (1)成人後の天皇を助けて政務をつかさどった重職。関白は,天子の政務に関(アズカ)り白(モウ)すの義で,平安中期,藤原基経をこの任にあてたのに始まる。次第にその職名となり,天皇が幼少の時は摂政,成人後は関白を任ずる慣例となった。藤原氏がその地位を独占し,例外は豊臣秀吉・秀次の二人のみ。一の人。唐名を執柄(シツペイ)・博陸(ハクロク)。 →摂政 (2)天子の政務にあずかって,意見を申し上げること。 (3)威力・権力が強く,いばっていること。「亭主―」 ■二■特に,豊臣秀吉のこと。

大辞林 ページ 141862 での関白単語。