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くもり-な・し 【曇り無し】 (形ク)🔗🔉

くもり-な・し 【曇り無し】 (形ク) (1)空が晴れわたっている。雲ひとつない。「日うららかに照りたる―・き辰時ばかりに/栄花(鳥の舞)」 (2)あたりがはっきり見える。霞などがかかっていない。「夕月夜に,海の上―・く見え渡れるも/源氏(明石)」 (3)(光・色・声などが)はっきりしている。鮮明である。(鏡・水面などが)澄んでいる。「秋の月の―・く/栄花(玉の台)」 (4)服装・調度などがととのっていて,めざわりなところがない。「髪のほど,―・く見ゆ/紫式部日記」 (5)うしろ暗いところがない。(政治などが)公明正大である。「われは春日の―・き身ぞ/源氏(須磨)」「―・きよのひかりにやかすがののおなじみちにもたづねゆくらむ/大鏡(道長)」 (6)よく知っている。精通している。「御才もいとはしたなうものし給へば,よろづの事―・かんめり/増鏡(秋のみ山)」

大辞林 ページ 143003 での曇り無し形ク単語。