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くも・る [2] 【曇る】 (動ラ五[四])🔗⭐🔉
くも・る [2] 【曇る】 (動ラ五[四])
〔「雲」の動詞化〕
(1)雲が出て,空を覆う。「急に―・ってきた」
(2)鏡・ガラスなどが光をよく通したり反射したりしなくなる。「湯気で鏡が―・る」「眼鏡が―・る」
(3)不安・心配・悲しみなどで心がふさぐ。また,そういう気持ちが表情や声などに現れて,明るさを失う。
⇔晴れる
「姉の顔が悲しげに―・る」「涙で声が―・る」「ココロガ―・ル/日葡」
(4)光や色が鮮明でなくなる。物が輝きやつやを失う。「御かたちなどいと花やかに,ここぞ―・れると見ゆるところなく/源氏(初音)」
(5)涙などで,かすんで見える。「涙に―・る玉のはこかな/源氏(夕霧)」
(6)〔「面(オモテ)曇る」の略〕
能で,顔をややうつむけにして,愁い・悲しみ・嘆きなどの感情を表現する型をいう。
⇔照る
大辞林 ページ 143003 での【曇る動ラ五[四]】単語。