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こう カウ [0][1] 【斯う】🔗🔉

こう カウ [0][1] 【斯う】 ■一■ (副) 〔「かく(斯)」の転〕 (1)ある場面の様子をさしていう。話し手の身近の場面についていう。「―なればしめたものだ」「―暑くてはかなわない」 (2)話した内容や心の中で考えた事柄などをさす。「―しろああしろと口うるさい」「山路を登りながら―考えた/草枕(漱石)」 (3)事態のなりゆきが限界に達したことを認める気持ちを表す。もうこれまで。「祇王すでに今は―とて出でけるが/平家 1」 (4)動作を軽く指示する。「さて私はもう―参りまする/狂言・末広がり(虎寛本)」 ■二■ (感) (1)言いよどんだり,ためらいながら言ったりするときに用いる語。あの。ええと。「―,どうだえ,狼は出やしますまいねえ/塩原多助一代記(円朝)」 (2)呼びかけの言葉。ぞんざいな言い方。おい。なあ。「―,おめえん所のおかみさんもお髪(グシ)はお上手だの/滑稽本・浮世風呂 2」

大辞林 ページ 143672 での斯う単語。