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こしら・える コシラヘル [0] 【拵える】 (動ア下一)[文]ハ下二 こしら・ふ🔗🔉

こしら・える コシラヘル [0] 【拵える】 (動ア下一)[文]ハ下二 こしら・ふ (1)物を作り上げる。製作する。「夕飯を―・える」「自分で洋服を―・える」「条文の草案を―・える」「竹を編んでかごを―・える」「財産を―・える」「多額の借金を―・える」 (2)ある目的のために金などを用意する。調達する。「家を売って資金を―・える」 (3)身なりや顔をととのえる。装う。化粧する。また,扮装する。「楽屋で顔を―・える」「気は進まぬながらも薄く―・へて/魔風恋風(天外)」 (4)物を食べて腹を満たす。腹ごしらえをする。「安料理屋で腹を―・へ/ふらんす物語(荷風)」 (5)相手をだますために,もっともらしい話や理由を作り上げる。「うまい話を―・えて金を出させる」「後家へ目を附けて,事情甚だ憐む可しなど旨く道理を―・へるぞと/鉄仮面(涙香)」 (6)友人・愛人などをつくる。「愛人を―・える」 (7)構えを作る。構築する。建設する。「平家は舟を二三重に―・へたり/平家(六本・延慶本)」「外の塀をば切て落とす様に―・へたりければ/太平記 3」 (8)手だてを設けて相手を誘う。「―・へてかりのやどりに休めずは誠の道をいかでしらまし/後拾遺(雑六)」 (9)あれこれ,言葉をかけて機嫌をとる。なだめすかす。「よろづに―・へ聞え給へど,…,露の御答(イラ)へもし給はず/源氏(葵)」

大辞林 ページ 144262 での拵える動ア下一単語。