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ずい-ぶん [1] 【随分】🔗⭐🔉
ずい-ぶん [1] 【随分】
■一■ (副)
□一□
(1)非常に。大いに。はなはだ。「―寒い所だ」「―きれいになった」「そりや君の様に気楽に暮せる身分なら―云つて見せるが/それから(漱石)」
〔「思ったより,案外」という気持ちをこめる場合が多い〕
(2)できるだけ。極力。「―骨を折てやつて見なさいと/色懺悔(紅葉)」
(3)別れの挨拶(アイサツ)にいう言葉。くれぐれも。「お寒さの時分ですから―御機嫌よう/真景累ヶ淵(円朝)」
□二□(「―に」の形でも用いる)
(1)分際に応じて。分相応に。「年ごろ行なふ間,―にその験あり/今昔 14」
(2)たしかに。かならず。「むむ,―物にさへならばと頼み/咄本・無事志有意」
(3)(下に打ち消しの語を伴って)容易には。なかなか。決して。「―無理とは思ひいせんが/洒落本・傾城買二筋道」
■二■ (形動)
〔ずいぶんひどいの意〕
はなはだ非難に値するさま。ひどい。「―な話だ」「夫人(オクサマ)も―だわねえ/魔風恋風(天外)」
■三■ (名)
分相応であること。「出家―の功徳とは今に始めたる事にはあらねども/宇治拾遺 11」
大辞林 ページ 147176 での【随分】単語。