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すじ スヂ 【筋】🔗⭐🔉
すじ スヂ 【筋】
■一■ [1] (名)
□一□
(1)細長く連なったもの。(ア)物の表面に細長くつけられたあと。線。「白い―をつける」(イ)細長い縦縞。「羽に青い―の入った蝶」
(2)生物体に含まれる繊維状のもの。(ア)植物の繊維。「ふきの―をとる」(イ)筋肉。筋肉の繊維。「―のある肉」「―を違える」(ウ)腱(ケン)。筋肉を骨に付着させているもの。「―を痛める」
(3)血管。「青―を立てる」
(4)血統。家柄。血筋。「由緒ある家の―を引く」
(5)素質。「―がいい」
(6)考え方などの全体を貫いている一本の線。(ア)小説・芝居などで,話の展開されていく大体のありさま。梗概(コウガイ)。「話の―を聞かせる」(イ)物事の道理。条理。すじみち。「文句を言う―ではないが」(ウ)囲碁・将棋で,理屈にかなった手。また,当然打つべき急所となる点。「無理―」「―違い」
(7)その方面。対象をはっきりと指示せず,ぼかしていう語。「その―には話をつける」「消息―」「中国―」
(8)取引で,内情をよく知って売買する事情通。
(9)道や川に沿った所。道筋。川筋。「街道―」
(10)兜(カブト)の鉢の,はぎ合わせ処理をした筋目状の部分。
(11)「すじかまぼこ」の略。
□二□
(1)おもむき。さま。「この世に名を得たる舞の男どもも,…子々しうなまめいたる―をえなむ見せぬ/源氏(紅葉賀)」
(2)地位。身分。「かしこき―にもなるべき人の,怪しき世界にて生れたらむはいとほしう/源氏(澪標)」
■二■ (接尾)
助数詞。
(1)細長いものの本数を数えるのに用いる。「帯一―」「さお三―」
(2)〔銭(ゼニ)さし一すじの意から〕
江戸時代,銭百文を数えるのに用いる。
大辞林 ページ 147292 での【筋】単語。