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ぢ [1]🔗🔉

[1] 「ち」の濁音の仮名。現代共通語では「じ」と発音上の区別はなく,硬口蓋破擦音(または硬口蓋摩擦音)の有声子音と前舌の狭母音とから成る音節。現代仮名遣いでは,この音節の仮名として,一般には「じ」が用いられるが,二語の連合による連濁(「はなぢ(鼻血)」「みぢか(身近)」など)と一語中の同音の連呼(「ちぢみ(縮)」「ちぢれる(縮れる)」など)の場合には「ぢ」を用いる。 〔「ぢ」は,清音「ち」に対する濁音の仮名として,中世末期までは「じ」とは別々の音を表していたが,江戸時代に入り,両者の発音上の区別は失われた。もっとも,方言には,現在でも「じ」「ぢ」を区別する地方がある〕

大辞林 ページ 149138 でのぢ [1]単語。