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て-から (連語)🔗🔉

て-から (連語) 〔接続助詞「て」に格助詞「から」の付いたもの。上に来る語によっては「でから」となる。近世以降の語〕 動詞の連用形に付いて,全体で一つの接続助詞のように用いられる。 (1)「…から後」の意を表す。「少したっ―,彼も出ていった」「降りる方がすんでからお乗り下さい」 (2)逆接の意を表す。…ても。…たところで。「請出して其の後,囲うて置か内へ入るるにし―,そなたは何と成ことぞ/浄瑠璃・天の網島(中)」「余所の銀(カネ)盗むにこそ,知れ―大事ない/浄瑠璃・男作五雁金」 (3)「…たりして」の意を表す。「そんなに涙をこぼし―,何ぞ別にくやしいことでもあつたのかえ/人情本・英対暖語」 〔(1)の意の「てから」は,格助詞「が」を伴って,「向こうに着い―が心配だ」などのようにも用いられる。このような場合の「から」は,格助詞からややその用法が転じているので,準体助詞とすることがある。→から{■二■}(準体助)〕

大辞林 ページ 149994 での連語単語。