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ても (接助)🔗⭐🔉
ても (接助)
〔接続助詞「て」に係助詞「も」が付いたものから。中古以降の語。撥音便・ガ行イ音便の語および「ない」の下では「でも」となる〕
動詞・形容詞およびそれらと同じ活用形式の助動詞の連用形に接続する。形容詞型活用に接続する場合には促音を伴い,「っても」の形でも用いられる。
(1)ある事柄を仮定条件として示し,それと内容上対立する後件に結びつける。逆接の仮定条件を表す。たとえ…しようとも。「たとえ成功し―,被害が大きいのではないか」「どんな人に逢っ―,気を許してはいけませんよ」「死んでも手から離すものか」
(2)既定の事柄を条件として示し,それと内容上対立する後件に結び付ける。逆接の既定条件を表す。「いくら…ても」の形をとることが多い。…したけれども。「いくら言い聞かせ―,わからない」「眼をとじ―,まぶたに浮かぶ」
〔(1)(1)は「どうしても」「なんといっても」などの慣用的な言い方としても用いられる。「どうし―,うまくいきそうもない」「なんといっ―,宇宙開発が今後の問題だ」(2)(2)は「それにしても」「…といっても」などの慣用的な言い方としても用いられる。「それにし―,困った事だね」「すぐにできるといっ―,二,三年先の話だ」〕
大辞林 ページ 150124 での【接助】単語。