複数辞典一括検索+

――な・し🔗🔉

――な・し (1)特に取り立てて言うほどのこともない。どうということもない。普通だ。「非参議のほど,―・き若人こそ二藍はよけれ/源氏(藤裏葉)」 (2)何がそうだと特定あるいは限定できない。全体にわたってあれこれと,また漠然と。「―・う物哀れなりける折節/平家 2」「天下の事―・く関東の計として / 太平記 1」 (3)特別な注意を払わないで事をするさま。特別な理由や目的がない。なんとなく。「―・く受け取れども箱王は涙にむせびけり/曾我 4」

大辞林 ページ 151200 での――な・し単語。