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はん-ちゅう ―チウ [0] 【範疇】🔗🔉

はん-ちゅう ―チウ [0] 【範疇】 〔「書経(洪範)」の「洪範九疇」の語による井上哲次郎の訳語〕 (1)同じ性質のものが属する部類。部門。領域。カテゴリー。「同一の―に属する要素」「美的―」 (2)〔哲〕 〔(ドイツ) Kategorie〕 実在や思惟の根本形式。概念のうちで最も一般的・基本的な概念。(ア)アリストテレスで,事物を述語へと一般化する究極のもの。最高類概念。実体・量・質・関係・場所・時間・位置・状態・能動・所動の一〇項目。(イ)カントで,経験的認識を得るための悟性の働きの形式。量(単一性・数多性・全体性),質(実在性・否定性・制限性),関係(実体・原因性・相互性),様相(可能性・現存性・必然性)の四項一二目。悟性概念。

大辞林 ページ 152636 での範疇単語。