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(1)五十音図ハ行第二段の仮名。硬口蓋摩擦音の無声子音と前舌の狭母音とから成る音節。 (2)平仮名「ひ」は「比」の草体。片仮名「ヒ」は「比」の旁(ツクリ)。 〔(1)「ひ」の頭子音は,古くは両唇摩擦音の無声子音であり,さらに奈良時代以前には両唇破裂音であったかといわれる。中世末期まで両唇摩擦音であったが,近世以降現代語と同じ音になった。(2)「ひ」は,平安時代半ば以降,語中語尾では,一般に「ゐ」「い」と同じ音になった。これらは,歴史的仮名遣いでは「ひ」と書くが,現代仮名遣いではすべて「い」と書く。(3)奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕

大辞林 ページ 152679 での単語。