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ぼんてん-こく 【梵天国】🔗🔉

ぼんてん-こく 【梵天国】 〔「ぼんでんこく」とも〕 (1)御伽草子。室町期の成立。梵天王の姫と結婚した主人公中納言が,帝の難題を退け,また羅刹国に連れ去られた妻を助け出す物語。のちに古浄瑠璃・説経節などとしても広く行われた。 (2)〔江戸初期の浄瑠璃興行で,一日の興行の終わりに必ず(1)を語る習慣があったことから〕 物事の終わり。「たとひこの身は―になるとも/松の葉」 (3)〔(2)から転じて〕 主人などから追放されること。「やきもちのやの字もあると,忽ち―さ/滑稽本・浮世床 2」

大辞林 ページ 154569 での梵天国単語。