複数辞典一括検索+

も-こそ (連語)🔗🔉

も-こそ (連語) 〔係助詞「も」に係助詞「こそ」の付いたもの〕 体言や活用語の連用形に付く。 (1)逆接の意をもって下に続ける。「かくさける花―あれわがために同じ春とやいふべかりける/大和 37」「心細き時は,あまたの中にまづとりわきてゆかしくも頼もしく―おぼえ給へ/源氏(若菜下)」 (2)将来をおしはかる意を表す。将来の事態をあやぶむ気持ちを表すことが多い。…かもしれないから。…といけないから。「よしと思へることを怨じ―したべ/土左」「こよひこむ人にはあはじ七夕(タナバタ)のひさしきほどにまち―すれ/古今(秋上)」 〔(2) には,まれに,将来に対して期待をもつ気持ちを表す場合もある。…することがあるかもしれないから。「よなきすとただもりたてよ末の代に清く盛ふること―あれ/平家 6」→もぞ(連語)〕

大辞林 ページ 155632 での連語単語。