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もち・いる モチル [3][0] 【用いる】 (動ア上一)[文]ワ上一🔗🔉

もち・いる モチル [3][0] 【用いる】 (動ア上一)[文]ワ上一 〔「持ち率()る」の意〕 (1)あることをするための道具・手段・材料として使う。「運搬に車を―・いる」「ローマ字を―・いて日本語を書き表す」「ボディーにプラスチックを―・いたカメラ」 (2)人の能力を評価してある職・地位につかせる。登用する。「重く―・いる」「女はただ心ばせよりこそ世に―・ゐらるるものに侍りけれ/源氏(乙女)」 (3)(「意を用いる」などの形で)心を働かせる。「材質には十分意を―・いております」「心を―・ゐる事少しきにして/徒然 211」 (4)必要とする。多く否定の形をとる。「疑ふことを―・ゐない/伊沢蘭軒(鴎外)」 (5)他人の意見をとり上げる。尊重する。「俊寛僧都は天性不信第一の人にて,是を―・ゐず/平家 2」 〔古くはワ行上一段活用であったが,中古中期以降,ワ行とハ行との混同が生じ,「もちひる」とも表記されるようにもなり,ハ行上二段活用も生ずるようになった。また,中世にはヤ行上二段活用も生ずるに至った〕 →もちう(用ふ) →もちゆ(用ゆ)

大辞林 ページ 155654 での用いる動ア上一単語。