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もの-か-は (連語)🔗🔉

もの-か-は (連語) 〔形式名詞「もの」に係助詞「か」「は」の付いたもの〕 □一□〔□二□(2)からの残存用法〕 文中にあって,係助詞「も」などを受けて,上の語の表す物事がたいしたことではないという意を表す。…ももののかずではなく。…をも問題にせず。「台風も―,出かけていった」「激しい非難も―,断固計画を実行する」 □二□文末用法。 (1)活用語の連体形に付く。(ア)強い反語の意を表す。…であろうか,いや…ではないのだ。「天の原踏みとどろかし鳴る神も思ふ仲をば離(サ)くる―/古今(恋四)」「花はさかりに,月はくまなきをのみ見る―/徒然 137」(イ)強い感動の意を表す。…であることよ。「この矢あたれと仰せらるるに同じものを中心(ナカラ)にあたる―/大鏡(道長)」 (2)助詞「は」を受け,もののかずではない,問題ではないなどの意を表す。「待つ宵のふけゆく鐘の声聞けばかへるあしたの鳥は―/平家 5」

大辞林 ページ 155706 での連語単語。