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よ・る [0] 【寄る】 (動ラ五[四])🔗🔉

よ・る [0] 【寄る】 (動ラ五[四]) (1)ある場所や人に近づく。「近くに―・ってよく見てご覧なさい」「ストーブのそばに―・る」 (2)現在の場所から離れて,ある地点・方向に近づく。比喩的にも用いる。「もっと右側に―・りなさい」「駅から少し東に―・った所に市役所がある」 (3)ひとところに集まる。「三人―・れば文殊の知恵」「―・り集まる」 (4)ある地点へ向かう途中で,他の場所を訪れる。立ち寄る。「銀行へ―・ってからデパートへ行く」 (5)(「年が寄る」などの形で)高齢になる。「名選手も―・る年波には勝てなかったようだ」 (6)(「しわが寄る」の形で)しわができる。「目尻にしわが―・る」 (7)相撲で,相手のまわしを持って相手を後退させる。「一気に,土俵ぎわまで―・る」 (8)(「凭る」「倚る」とも書く)自分の体をある物にもたせかける。「壁に―・りかかる」「脇息に―・りおはす/源氏(帚木)」 (9)商品・株式などの相場で,売り手と買い手の値段が折りあって,売買が成り立つ。「〇〇電気,一二〇〇円で―・りました」 (10)ある人に気持ちが引かれる。なびく。また,ある人の意のままになる。「心は妹(イモ)に―・りにしものを/万葉 3757」 (11)(「頼る」とも書く)あてにして頼る。「舟流したる心地して―・らむ方なく悲しきに/古今(雑体)」 (12)味方となる。「あなたに―・りて,ことさらに負けさせむとしけるを/枕草子 143」 (13)神霊・物の怪(ケ)などがとり付く。乗り移る。「病付きて…遂に失せにけり。其の女の―・りたるにやとぞ/今昔 31」 (14)社寺に寄進する。「かかる所に庄など―・りぬれば,別当なにくれなどいできて/宇治拾遺 8」 〔「寄せる」に対する自動詞〕 [可能] よれる

大辞林 ページ 156455 での寄る動ラ五[四]単語。