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を-ば (連語)🔗🔉

を-ば (連語) 〔格助詞「を」に係助詞「は」が付き,「は」が濁音化したもの〕 動作・作用の目標・対象など,「を」の付いた語を「は」によって取り立てて強調するのに用いる。「三島江の入江の薦をかりにこそ我―君は思ひたりけれ/万葉 2766」「御迎へに来む人―長き爪して,眼をつかみ潰さむ/竹取」「秋萩の花―雨にぬらせども君―まして惜しとこそ思へ/古今(離別)」 〔現代語でも,書き言葉や,話し言葉でもややかたくるしい言い方,古風な言い方として用いられることがある。「その生意気ざかりの男の子は…,私の方―振り向かうともしなかつた/美しい村(辰雄)」「失礼―致しました」「寄せ来る敵―ばったばったとなぎ倒した」〕

大辞林 ページ 157291 での連語単語。