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げ-じ【下地】🔗⭐🔉
げ-じ ―ヂ [1] 【下地】
(1)〔仏〕 菩薩の修行の十地のうち,低い方の地位。
(2)〔仏〕 三界のうち,劣っている境界。欲界。下界。
(3)下等の地位。「―の者なりけれども,心ざま事に触れて尋常なりけり/沙石 7」
(4)(天上に対して)地上。「―の人,何をか行なひて供養することを得ん/今昔 3」
した-じ【下地】🔗⭐🔉
した-じ ―ヂ [0] 【下地】
(1)物事が成立する土台となっているもの。物事の基礎。「―があるから上達も早い」「―ができていたとみえてすぐ酔いつぶれた」「其間に勉強して他(ホカ)の方面へ出る―を作らう/破戒(藤村)」
(2)加工・仕上げなどをする土台。特に,壁下地・塗り下地。
(3)生まれつきもっているもの。資質。天性。「賢き―無くして,俄に菩薩になり難かるべし/沙石 3」
(4)〔吸い物の土台の意〕
醤油。また,醤油を主にしただし汁やつけ汁。「割り―」
(5)ずっと前。もともと。以前から。副詞的にも用いる。「先づ―のが済みましてからの事/浮世草子・置土産 4」「今の分(ワケ)ある様子では―から懇(ネンゴロ)で/浮世草子・禁短気」
(6)一人前になる前の,教育・見習い期間中の者。「野郎の―/浮世草子・禁短気」「番頭―/黄表紙・通風伊勢物語」
(7)中世,公領や荘園で所当・年貢の収益を生みだす土地そのもの。これらの収益を上分(ジヨウブン)といったのに対する。田畑・山林・塩浜など。
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