複数辞典一括検索+

かみ【神】🔗🔉

かみ [1] 【神】 人間を超えた存在で,人間に対し禍福や賞罰を与え,信仰・崇拝の対象となるもの。 (1)(ア)宗教・習俗において,信仰・崇拝・儀礼・神話・教義などの中心となる位格・存在。日本の神道や民俗の祭りでまつられる対象,またはユダヤ教・キリスト教・イスラム教などの超越的絶対者。仏教では,仏や菩薩の権現・守護者などとされ,仏とは区別される。「―に祈る」「―のお告げ」(イ)哲学で,世界や人間の在り方を支配する超越的・究極的な最高存在。 (2)(ア)日本の神話で,神武天皇より前に登場する人格神。「天地初めて発(ヒラ)けし時,高天の原に成れる―の名は/古事記(上訓)」(イ)天皇。「大君は―にしませば/万葉 235」(ウ)人間に危害を加える恐ろしいもの。蛇・虎など。「韓国(カラクニ)の虎といふ―を/万葉 3885」(エ)かみなり。なるかみ。「―いとおそろしう鳴りたれば/枕草子 99」

かむ【神】🔗🔉

かむ 【神】 上代,「かみ(神)」が他の要素の前に付いて複合語を作るときの語形。 〔上代では複合語を作る際,「かむかぜ」「かむさぶ」など「かむ」の形をとる。また,中世以降,「かみ…」という複合語は撥音便形「かん…」をも生じ,これが「かむ…」と表記されることもあったので,上代の「かむ」の残存か「かみ」の音便形かの区別は困難である〕

かん【神】🔗🔉

かん 【神】 ⇒かむ(神)

しん【神】🔗🔉

しん [1] 【神】 〔「じん」とも〕 (1)精神。心。「そゞろに人をして―飛び魂(コン)馳するの情に堪へざらしむ/日光山の奥(花袋)」 (2)かみ。「―を敬ひ国を護る/謡曲・竹生島」

み【神・霊】🔗🔉

【神・霊】 霊的な力をもつものの意。「山祇(ヤマツミ)」「海神(ワタツミ)」など他の語と複合して用いられる。「やまつ―の奉る御調(ミツギ)と/万葉 38」

かみ【神】(和英)🔗🔉

かみ【神】 God (一神教の);→英和 the Lord (主);a god (多神教の);a goddess (女神).→英和 〜の divine;→英和 godly.〜(に)かけてby God.

大辞林で完全一致するの検索結果 1-6