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あがり-め 【上がり目】🔗⭐🔉
あがり-め 【上がり目】
(1) [3][0]
目じりが上に上がった目。
(2) [0]
価格などが上がる傾向にあること。上がり始め。
⇔下がり目
あがり-もの [0] 【上がり物】🔗⭐🔉
あがり-もの [0] 【上がり物】
(1)神仏に供えた品物。
(2)他人に供する飲食物。召し上がり物。
(3)田畑などの収穫物。また,家賃・地代などの収入。
(4)官に没収された物。「脇指は―,外に御せんぎは残るまい/浄瑠璃・長町女腹切(下)」
あがり-や [0] 【揚(が)り屋】🔗⭐🔉
あがり-や [0] 【揚(が)り屋】
江戸小伝馬町にあった牢(ロウ)屋敷の一部で,下級の御家人,大名・旗本の家臣,僧侶・山伏・医師などの未決囚を収容した牢房。
→揚がり座敷
あがり-やしき [4] 【上がり屋敷】🔗⭐🔉
あがり-やしき [4] 【上がり屋敷】
江戸時代,幕府・藩が罪人から没収した屋敷。
あがり-ゆ [0][3] 【上がり湯】🔗⭐🔉
あがり-ゆ [0][3] 【上がり湯】
入浴をすませて上がるとき,体を洗い清めるため,湯船の湯とは別に沸かした湯。おか湯。「―をつかう」
あがり-こ・む [4] 【上がり込む】 (動マ五[四])🔗⭐🔉
あがり-こ・む [4] 【上がり込む】 (動マ五[四])
他人の家などに遠慮なく上がる。上がってすわる。「勝手に―・む」
[可能] あがりこめる
あか・る 【赤る】 (動ラ四)🔗⭐🔉
あか・る 【赤る】 (動ラ四)
赤くなる。赤らむ。「―・る橘うづにさし/万葉 4266」
あか・る 【明る】 (動ラ四)🔗⭐🔉
あか・る 【明る】 (動ラ四)
明るくなる。「初め火
(ホノオ)―・る時に生める児,火明命(ホノアカリノミコト)/日本書紀(神代下訓)」
(ホノオ)―・る時に生める児,火明命(ホノアカリノミコト)/日本書紀(神代下訓)」
あか・る 【散る・別る】 (動ラ下二)🔗⭐🔉
あか・る 【散る・別る】 (動ラ下二)
集まっていたものがばらばらになる。
(1)その場所から離れる。退出する。「人人―・るるけはひなどすなり/源氏(空蝉)」
(2)分散する。「火しめりぬめりとて―・れぬれば/蜻蛉(下)」
あが・る [0] 【上がる・揚がる・挙がる】 (動ラ五[四])🔗⭐🔉
あが・る [0] 【上がる・揚がる・挙がる】 (動ラ五[四])
(1)人や動物が高い所へ移動する。《上・揚》
⇔おりる
「屋上に―・る」「演壇に―・って話をする」「階段を―・る」
(2)水中や水上から陸地に移る。「プールから―・る」「陸(オカ)に―・る」
(3)庭や土間(ドマ)から部屋へ入る。「玄関先ではなんですから,どうぞお―・り下さい」
(4)屋敷に奉公人として住み込む。
⇔さがる
「お屋敷に奉公に―・る」
(5)学校に入学する。また,進級する。「四月から小学校に―・る」「この成績では二年に―・れない」
(6)物が低いところから高い所に移された状態になる。《上・揚》「日の丸が―・る」「夜空に花火が―・る」「幕が―・る」「手が―・る」(このときは「挙る」とも書く)
(7)水の中にあった物が水上や陸や船上に移された状態になる。《揚》「積み荷は今日中に全部―・るだろう」「港にはカツオが大量に―・った」
(8)天ぷら・フライなどが,ほどよく熱が通ってできあがる。《揚》「海老がからっと―・る」
(9)神仏の前に供物(クモツ)が供えられる。《上》「神棚に御神酒(オミキ)が―・っている」
(10)定形のないものや潜んでいたものが,出現する。出る。(ア)煙・炎などが上の方に出現する。《上》「山頂から噴煙が―った」「火の手が―・る」(イ)大きな声が発せられる。《揚》「大喚声が―・る」「反対の声が―・った」(ウ)犯人がつかまる。また,証拠が発見される。《挙》「犯人はまだ―・っていない」「証拠は―・っている」(エ)候補者としてその名がとりざたされる。また,一覧表に名が掲載される。《挙》「候補に何人かの人の名が―・っている」「次期会長の下馬評に―・る」(オ)利潤やよい結果が生ずる。《上・挙》「アパートから毎月家賃が―・る」「多大の成果が―・る」
(11)低い段階・程度の物事がより高い段階・程度に変化する。高まる。《上》
⇔さがる
⇔おちる
「物価が―・る」(この場合は「騰る」とも書く)「人気が―・る」「昼間は気温が三〇度まで―・る」「タクシーのメーターが―・る」「二学期は成績がだいぶ―・った」「地位が―・る」「男振りが―・る」
(12)仕事・作業・学習が完了する。仕上がる。《上》「この仕事は今月中には―・りそうにない」「バイエルが―・ったらソナタをしましょう」
(13)(「…であがる」の形で)費用・日数などがその範囲内ですむ。まかなえる。《上》「一人当たり八千円で―・る」「思ったより安く―・った」
(14)雨や雪などが降りやむ。《上》「雨が―・ったあと虹(ニジ)が出た」
(15)それまで継続的に動いていたものが機能しなくなる。「脈が―・る」「バッテリーが―・ってしまった」
(16)双六(スゴロク)・トランプ・麻雀などのゲームで,完了する,また勝負がつく。「双六で妹が最初に―・った」
(17)〔御所が北部にあったことから〕
(京都市で)市内の北の方へ行く。
⇔さがる
「四条河原町を少し―・った所」
→入(イ)る
(18)妓楼(ギロウ)や寄席(ヨセ)へ,客として入る。《揚》「彼楼(アスコ)へは三四(サンヨ)たび―・つたことがあるのだから/安愚楽鍋(魯文)」
(19)〔「頭に血が上がる」ということから〕
他人の目を意識して,平静でいられなくなる。《上》「人前だと―・ってしまってうまく話せない」
(20)「食べる」「飲む」の尊敬語。動作者を敬っていう。めしあがる。《上》「たくさん―・って下さい」
(21)他人の家を訪問することをいう謙譲語。参上する。「お宅に御相談に―・ってもよろしいでしょうか」「お邪魔に―・る」
(22)時代を古くさかのぼる。「―・りても…すべき事の限り仕うまつりたる人候はず侍り/栄花(鶴の林)」
→上がりたる世
(23)他の動詞の連用形に付けて用いる。《上》(ア)動作が完了して動作の対象が完全にできあがることを表す。「招待状が刷り―・る」「きれいに染め―・った布」(イ)変化がこれ以上ないほど進むさまを表す。すっかり…する。「空が晴れ―・る」「一喝されてちぢみ―・る」
〔上代からの語。「あげる」に対する自動詞〕
[可能] あがれる
[慣用] 意気が―・株が―・軍配が―・手が―・脈が―/頭が上がらない・
(ウダツ)が上がらない・枕が上がらない
(ウダツ)が上がらない・枕が上がらない
大辞林 ページ 137929。