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あだ-もの 【婀娜者】🔗🔉

あだ-もの 【婀娜者】 あだっぽい女。粋な女。「通過(トオリスガリ)の―は歩(アユミ)を停(トド)めて/義血侠血(鏡花)」

あた・ゆ 【与ゆ】 (動ヤ下二)🔗🔉

あた・ゆ 【与ゆ】 (動ヤ下二) 〔「あたふ(与)」の転。中世後期から近世へかけての語。終止形は普通「あたゆる」〕 あたえる。「薬ヲ―・ユル/日葡」「恥辱を―・ゆる仕様あり/浮世草子・禁短気」

あだ-ゆめ [0] 【徒夢】🔗🔉

あだ-ゆめ [0] 【徒夢】 はかない夢。望みのむなしいことにいう。「―を見る」

あたら [0] 【可惜】 (副)🔗🔉

あたら [0] 【可惜】 (副) 〔立派なものが相応に扱われていないのを惜しむ意〕 惜しいことに。もったいなくも。あったら。「―好機を逸した」「―有能な人材を失ってしまった」「いみじき―つはもの一人失ひつ/源氏(浮舟)」 〔名詞が続くことが多く,連体詞的な用法とみられる場合も多い〕

あたら-もの 【可惜物】🔗🔉

あたら-もの 【可惜物】 惜しむべきもの。貴重なもの。あったらもの。「明くれ―といひ思ふ/落窪 1」

あたら-よ 【可惜夜】🔗🔉

あたら-よ 【可惜夜】 明けるのが惜しい,すばらしい夜。「玉くしげ明けまく惜しき―/万葉 1693」

アタラクシア [4] (ギリシヤ) ataraxia🔗🔉

アタラクシア [4] (ギリシヤ) ataraxia 〔哲〕 他のものに乱されない,平静な心の状態。エピクロス学派が幸福の必須条件として主張したもので,幸福は快楽にあるが,外的なものにとらわれず欲望を否定した内的な平静こそが最大の快楽であるという。静安。

あたら・し 【可惜し】 (形シク)🔗🔉

あたら・し 【可惜し】 (形シク) 〔副詞「あたら」の形容詞形〕 (1)すばらしい。立派だ。「―・しき君が老ゆらく惜しも/万葉 3247」 (2)(立派なものが相応に扱われていなくて)惜しい。もったいない。「きはことに賢くて,ただうどにはいと―・しけれど/源氏(桐壺)」

あたらし・い [4] 【新しい】 (形)[文]シク あたら・し🔗🔉

あたらし・い [4] 【新しい】 (形)[文]シク あたら・し 〔「あらたし(新し)」の転。平安時代から現れる形〕 (1)今までにはなかったさまだ。初めてだ。「―・い発明」「―・い経験」 (2)従来のものとは違っている。旧来のやり方を改めている。「―・い企画」「―・い考え方」 (3)できたばかりだ。できてからあまり日時が過ぎていない。「―・い洋服」「―・い法律」 (4)なまものが取れたばかりで,生き生きとしている。新鮮だ。「―・い野菜」「―・い魚」 ⇔古い [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)――み(名)

大辞林 ページ 138129