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いおり-かんばん イホリ― [4] 【庵看板】🔗🔉

いおり-かんばん イホリ― [4] 【庵看板】 (1)歌舞伎で,庵形の木のついた看板。役者の名と家紋を書く。江戸では初め上方(カミガタ)からの下り役者,改名の役者の顔見世興行に限り用いた。のち,主要役者から作者にまで用いる。 (2)上位の俳優。名題看板。一枚看板。 庵看板(1) [図]

いおり-てん イホリ― [3] 【庵点】🔗🔉

いおり-てん イホリ― [3] 【庵点】 「」「」の符号。文中に和歌・俳句,謡物などを記すときや,箇条書きの文書,連署の姓名などに付して確認済みの印とする。

いおり-に-もっこう イホリ―モクカウ [5] 【庵に木瓜】🔗🔉

いおり-に-もっこう イホリ―モクカウ [5] 【庵に木瓜】 家紋の一。庵の中に木瓜のあるもの。曾我兄弟の紋として知られる。いおりもっこう。 庵に木瓜 [図]

いおりのうめ イホリノウメ 【庵梅・庵の梅】🔗🔉

いおりのうめ イホリノウメ 【庵梅・庵の梅】 狂言。梅の花の咲いている老尼の庵を,大勢の女たちが訪ね,酒宴をして帰っていく。三老曲の一で,重い習物とされる。

いお・る イホル 【庵る】 (動ラ四)🔗🔉

いお・る イホル 【庵る】 (動ラ四) 庵を作って住む。「筑波嶺に―・りて妻なしに我が寝む夜ろは/常陸風土記」

い-おん [1] 【倚音】🔗🔉

い-おん [1] 【倚音】 ⇒前打音(ゼンダオン)

い-おん [0] 【異音】🔗🔉

い-おん [0] 【異音】 〔allophone〕 構造言語学における音韻論の術語。同一音素に属する様々な音声学的実現を指す。例えばザ行子音は「ざる」のように語頭では破擦音 [dz] だが,非語頭では「ひざ」のように摩擦音 [z] になる傾向がある。この場合に [dz] と [z] を,同一音素 /z/ に属する異音であるという。

い-おん ― [0] 【遺恩】🔗🔉

い-おん ― [0] 【遺恩】 故人から受けた恩恵。「―に報いる」

イオン [1] (ドイツ) Ion🔗🔉

イオン [1] (ドイツ) Ion 〔ギリシャ語で「行く」の意〕 電気を帯びた原子や原子団。中性の原子や原子団が電子を得たり失ったりすると負または正の電気を帯びた粒子が得られる。正の電気を帯びたものを陽イオンといい,負の電気を帯びたものを陰イオンという。電解質の溶液に電圧をかけると,陽イオンは陰極に向かい,陰イオンは陽極に向かって移動し,電流が流れる。

大辞林 ページ 138557