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イオン-か [2] 【―価】🔗🔉

イオン-か [2] 【―価】 イオンのもつ電気量を,電気素量(電子一個のもつ電気量の絶対値)を単位として表したもの。例えば,ナトリウム原子が電子一個を失ってできるナトリウムイオンのイオン価はプラス一,塩素原子が電子一個を得てできる塩化物イオン(塩素イオン)のイオン価はマイナス一。なお,符号をつけずに絶対値で表すこともある。

イオン-か-エネルギー ―クワ― [6] 【―化―】🔗🔉

イオン-か-エネルギー ―クワ― [6] 【―化―】 原子・分子から,電子一個を引き離して陽イオンにするのに必要なエネルギー。一価の陽イオンからさらに電子一個を引き離すのに要するエネルギーは第二イオン化エネルギーと呼ぶ。普通,電子ボルトの単位で表す。イオン化ポテンシャル,イオン化電位,イオン化電圧とも呼ばれる。

イオン-か-けいこう ―クワケイカウ [5] 【―化傾向】🔗🔉

イオン-か-けいこう ―クワケイカウ [5] 【―化傾向】 普通には,水溶液中で金属が陽イオンになる性質の度合をいう。カリウム・カルシウムはイオン化傾向が大,プラチナ・金は小。

イオン-けつごう ―ガフ [4] 【―結合】🔗🔉

イオン-けつごう ―ガフ [4] 【―結合】 陽イオンと陰イオンとが,静電気的な引力によって引き合って形成される化学結合の一種。塩化ナトリウム(食塩)はその代表例。 →共有結合 →金属結合

イオン-けっしょう ―シヤウ [4] 【―結晶】🔗🔉

イオン-けっしょう ―シヤウ [4] 【―結晶】 陽イオンと陰イオンとがイオン結合によって規則的に配列してできた物質。食塩の結晶などが例。一般に金属の塩類に多い。

イオン-こうかん ―カウクワン [4] 【―交換】🔗🔉

イオン-こうかん ―カウクワン [4] 【―交換】 ある種の不溶性の物質を電解質の水溶液中に浸しておくと,その物質中のイオンが溶液中に出て,溶液中のイオンがその物質中に取り込まれる現象。このような働きをする物質をイオン交換体という。

イオン-こうかん-じゅし ―カウクワン― [8] 【―交換樹脂】🔗🔉

イオン-こうかん-じゅし ―カウクワン― [8] 【―交換樹脂】 水溶液中のイオンと交換できる酸性または塩基性の交換基をもつ有機高分子化合物。膜状にしたイオン交換膜もある。製塩,海水の淡水化,物質の精製,水酸化ナトリウムの製造など多方面に利用される。

大辞林 ページ 138558