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――や如何(イカ)に🔗🔉

――や如何(イカ)に (1)不安な気持ちで問いかける意を表す。いったいどんなものだろう。「世の中をかく言ひ言ひの果て果ては―ならむとすらむ/拾遺(雑上)」 (2)相手に強く呼びかける語。やあやあ。これこれ。「―太郎冠者,次郎冠者もよく聞け/狂言・目近籠骨」

いかに-も [2] 【如何にも】 (副)🔗🔉

いかに-も [2] 【如何にも】 (副) (1)どう考えてみても明らかに。非常に。「―痛そうだ」「―高くて手が出ない」 (2)常識や予想の通りであるさま。また,相手の言葉に答えて,肯定・同意を表す感動詞のようにも使われる。まことに。おっしゃるとおり。「―学者らしい話し振り」「―,そのとおり」 (3)(状態・理由などが)どんな風でも。どうでも。「あしくもあれ,―あれ,便あらばやらむ/土左」 (4)(下に打ち消しの表現を伴って)どのようにしてみても。どうしても。「東国北国のいくさ―しづまらず/平家 7」 (5)願望を表す。ぜひとも。「今は,― ―かけて言はざらなむ/源氏(宿木)」

いかぬ (連語)🔗🔉

いか (連語) 〔動詞「行く」に打ち消しの助動詞「ぬ」の付いたもの。「いかん」とも〕 (1)…してはならない。いけない。ならぬ。「そんな事をしては―ぬ」 (2)(思った通りに)うまく運ばない。いかない。「事はそう簡単に―ぬ」 →行(ユ)く(12)

いか-の-いわい ―イハヒ 【五十日の祝】🔗🔉

いか-の-いわい ―イハヒ 【五十日の祝】 子供が生まれて五〇日目に行う祝い。父または外祖父などが箸(ハシ)で餅(五十日(イカ)の餅(モチイ))を赤子の口へ入れる。いか。

いか-の-こう ―カフ [4] 【烏賊の甲】🔗🔉

いか-の-こう ―カフ [4] 【烏賊の甲】 コウイカなどの外套(ガイトウ)膜の背側に埋まっている,舟形の甲殻。石灰質またはキチン質で,灰白色あるいは半透明。いかのふね。

――より年の劫(コウ)🔗🔉

――より年の劫(コウ) 「亀(カメ)の甲より年の劫」に同じ。

いか-の-すみ [5] 【烏賊の墨】🔗🔉

いか-の-すみ [5] 【烏賊の墨】 イカの肛門部背面にある墨汁嚢(ボクジユウノウ)に貯えられている黒い液。危険が迫ると噴出し,敵の目をくらまして逃げる。料理にも用いられる。

大辞林 ページ 138575