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いて-ぞら [3] 【凍て空】🔗🔉

いて-ぞら [3] 【凍て空】 凍りつくように寒い冬の空。寒天。[季]冬。

いで-たち [0] 【出で立ち】🔗🔉

いで-たち [0] 【出で立ち】 〔(2)が原義〕 (1)装い。身なり。身支度。「派手な―で登場する」 (2)旅行などに出発すること。旅立ち。門出。出発。 (3)世間に出ること。立身出世。「大臣ののちにて,―もすべかりける人の/源氏(若紫)」 (4)門を出たところ。門前。「―の百枝槻の木/万葉 213」 (5)旅立ちの際の食事。でたち。「―ヲスル/日葡」

いで-た・つ 【出で立つ】 (動タ四)🔗🔉

いで-た・つ 【出で立つ】 (動タ四) (1)外に出て立つ。「月夜には門に―・ち夕占(ケ)問ひ/万葉 736」 (2)旅立つ。出立(シユツタツ)する。「遠き所も―・つあしもとよりはじまりて/古今(仮名序)」 (3)出世する。「この道より―・ち給へる上達部などは/源氏(乙女)」 (4)進む。進展する。「返す返す物は序(ツイデ)落とさず―・ちつべきものなり/宇津保(藤原君)」 (5)装う。身支度する。「左衛門尉源行遠,心ことに―・ちて/宇治拾遺 11」

いて-ちょう ―テフ [0] 【凍て蝶】🔗🔉

いて-ちょう ―テフ [0] 【凍て蝶】 冬まで生きのびて,ほとんど動かない蝶。また,凍てて死んだ蝶。[季]冬。《―の己が魂追うて飛ぶ/虚子》

いて-つ・く [0][3] 【凍て付く】 (動カ五[四])🔗🔉

いて-つ・く [0][3] 【凍て付く】 (動カ五[四]) こおりつく。「―・くような寒さ」「―・いた道」

いて-つち [0][2] 【凍て土】🔗🔉

いて-つち [0][2] 【凍て土】 凍りついた地面。

いて-づる [0] 【凍て鶴】🔗🔉

いて-づる [0] 【凍て鶴】 凍ったように動かない寒中の鶴。[季]冬。《―の首を伸して丈高き/虚子》

いて-どけ [0] 【凍て解け】🔗🔉

いて-どけ [0] 【凍て解け】 こおっていた大地が,春になって解けゆるむこと。また,早春の頃,夜間凍っていた地面が朝日を受けたり暖かい風が吹いたりして,急にぬかるみになること。[季]春。《―の径光りそむ行手かな/野村泊月》

いで-の-したおび デ― 【井手の下帯】🔗🔉

いで-の-したおび デ― 【井手の下帯】 〔山城国井手の里で,男がかわいらしい少女を見かけて帯を与えて別れたが,後日それを目印に再会したという「大和物語」による伝説から〕 別れた男女が再び巡り合って契りを結ぶこと。「ときかへし―ゆきめぐり/玉葉(恋二)」

大辞林 ページ 138907