複数辞典一括検索+

いまそ・う イマサフ 【坐さふ】 (動ハ四)🔗🔉

いまそ・う イマサフ 【坐さふ】 (動ハ四) 〔動詞「います」に動詞「あふ」の付いた「いましあふ」の転。一説に,動詞「います」に継続の助動詞「ふ」の付いたものとも〕 複数の人が存在する意の「あり」の尊敬語。補助動詞としても用いられる。(何人もの人が)いらっしゃる。「天地の諸の御神等は,平らけくおだひに―・ふべし/祝詞(儺祭詞)」「諸(モロモロ)の大法師等が理(コトワリ)の如く勤て―・ひ/続紀(神護景雲一宣命)」

いまそう・ず イマサウズ 【坐さうず】 (動サ変)🔗🔉

いまそう・ず イマサウズ 【坐さうず】 (動サ変) 〔動詞「いまさふ」にサ変動詞「す」の付いた「いまさひす」の転〕 何人もの人がいらっしゃる。「いとよくまゐりたる御房たちも―・じけり/大鏡(道長)」

いまそ-が・り 【在そがり】 (動ラ変)🔗🔉

いまそ-が・り 【在そがり】 (動ラ変) 〔「いまそかり」とも〕 (1)「いますがり{(1)}」に同じ。「その帝のみこたかい子と申す―・りけり/伊勢 39」 (2)(補助動詞) 「いますがり{(2)}」に同じ。「孝養のこころ深く―・りけるこそ…いみじく覚えて侍れ/撰集抄 9」

いま-だ [0] 【未だ】 (副)🔗🔉

いま-だ [0] 【未だ】 (副) (1)(下に打ち消しの語を伴って)今になってもまだ。まだ。「原因は―究明されていない」 (2)ある状態が引き続いているさま。今でもまだ。「その煙―雲のなかへ立ち上るとぞ言ひ伝へたる/竹取」 〔漢文で「未」を「いまだ…ず」と訓読したことから,近世以降打ち消しの語を伴う用法が固定した〕

いまだ-かつて [4] 【未だ嘗て】 (副)🔗🔉

いまだ-かつて [4] 【未だ嘗て】 (副) (下に打ち消しの語を伴って)今までに一度も。「こんなことは―見たことがない」

いまだ-に [0] 【未だに】 (副)🔗🔉

いまだ-に [0] 【未だに】 (副) 今になっても。まだ。「―返事が来ない」「―若いつもりでいる」

いま-だいり 【今内裏】🔗🔉

いま-だいり 【今内裏】 皇居が焼失したときなどの仮の皇居。里内裏。「―のひむがしをば北の陣といふ/枕草子 12」

大辞林 ページ 139004