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いよ-し 【弥し】 (副)🔗🔉

いよ-し 【弥し】 (副) いよいよ。ますます。多く「いよしも」の形で,手紙などに用いられた。「―も変はらぬ御見(ゴゲン)まで/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(上)」

いよし-ごげん 【弥し御見】🔗🔉

いよし-ごげん 【弥し御見】 近世,遊女の手紙などに用いた語。切に切にお会いしたい。「―と書いたるは,ほだしのたねか/浄瑠璃・長町女腹切(中)」

いよ-すだれ [3] 【伊予簾】🔗🔉

いよ-すだれ [3] 【伊予簾】 (1)伊予国上浮穴(カミウケナ)郡に産する細くて長い篠(シノ)で編んだ,簾。いよす。 (2)名物裂の一。紅・黄・浅葱(アサギ)などの細かい縞に石畳の地紋と宝尽くし文を繻子(シユス)織りで表したもの。小石畳緞子(コイシダタミドンス)。

いよ-ぞめ [0] 【伊予染(め)】🔗🔉

いよ-ぞめ [0] 【伊予染(め)】 江戸後期に流行した染め模様。また,その着物。縞に濃淡をつけて伊予簾(スダレ)二枚を重ねてすかしたときに現れる木目にかたどったもの。

いよ-だ・つ 【弥立つ】 (動タ四)🔗🔉

いよ-だ・つ 【弥立つ】 (動タ四) 恐怖や寒さのため身の毛が立つ。よだつ。「羅刹国に来たるかと身の毛―・つばかりなり/浄瑠璃・嫗山姥」

いよ-と [0] 【伊予砥】🔗🔉

いよ-と [0] 【伊予砥】 伊予国に産する白色の砥石。古来,刀の研磨に用いる。

いよ-どうまる [3] 【伊予胴丸】🔗🔉

いよ-どうまる [3] 【伊予胴丸】 伊予札(イヨザネ)で製した胴丸。室町期に最も流行した。

いよ-なだ 【伊予灘】🔗🔉

いよ-なだ 【伊予灘】 瀬戸内海西部の海域。西は周防(スオウ)灘,北東は防予諸島,南は佐田岬半島に区切られる。

イヨネスコ Eugne Ionesco🔗🔉

イヨネスコ Eugne Ionesco (1912-1994) フランスの劇作家。ルーマニア生まれ。言語伝達と日常性の崩壊を描き,不条理劇の第一人者とされる。劇曲「禿の女歌手」「授業」「犀」など。

いよ-の-ゆげた 【伊予の湯桁】🔗🔉

いよ-の-ゆげた 【伊予の湯桁】 〔伊予の道後温泉は湯桁の数が多いので〕 物の数が多いことのたとえ。「指(オヨビ)を屈めて,とを・はた・みそ・よそなど数ふるさま,―も,たどたどしかるまじう見ゆ/源氏(空蝉)」

大辞林 ページ 139034