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いん [1] 【引】🔗🔉

いん [1] 【引】 (1)漢文文体の一。本文を引き出す短い序。 (2)俳諧で,本文の前におかれる句や短文。

いん [1] 【印】🔗🔉

いん [1] 【印】 (1)木・竹・象牙(ゾウゲ)・水牛の角・石・玉・水晶・金属などに文字を彫刻し,個人・官職・団体のしるしとして公私の文書に押し,証明とするもの。印章。印形(インギヨウ)。判。印判。はんこ。印鑑。 (2)文書類に押された印影。「課長の―をもらう」「捨て―」 (3)〔仏〕 指を種々の形に折り曲げて,仏や菩薩(ボサツ)の悟りや力を象徴的に表すもの。手にする道具で示すこともある。特に,密教で重視する。印相。印契(インゲイ)。「―を結ぶ」 (4)忍者が術を行うときに指を組み合わせること。 印(3)=1 [図] 印(3)=2 [図]

いん [1] 【因】🔗🔉

いん [1] 【因】 (1)起こり。原因。もと。「チーム-ワークが勝利の―となる」 (2)〔仏〕 ある結果を引き起こす原因。特に,間接的・外的原因を縁というのに対し,直接的・内的原因をいう。 ⇔果 →縁 (3)インド哲学の論理学である因明(インミヨウ)で,ある命題を論証する際に,理由を説明する部分。 →宗(シユウ)

いん ン [1] 【員】🔗🔉

いん ン [1] 【員】 (1)人の数。人かず。「同志の―に列する」 (2)名詞の下に付いて接尾語的に用いられ,その役や係の人の意を表す。「検査―」「係―」

――に備(ソナ)わるのみ🔗🔉

――に備(ソナ)わるのみ 〔史記(申屠嘉伝)〕 その職や地位の員数にはいっているだけで,何の役にも立たない,あるいは,実権がない。

いん ン [1] 【院】🔗🔉

いん ン [1] 【院】 ■一■ (名) 〔周囲を高い垣で囲まれた大きな建築物の意〕 (1)上皇・法皇・女院の御所。「―に参る」 (2)上皇・法皇・女院のこと。「―の仰せ」 ■二■ (接尾) (1)官庁などの国家機関や学校・病院など公共の建物の名に付ける。「人事―」「養老―」「施薬(セヤク)―」 (2)寺またはその中の一つの建物,付属する塔頭(タツチユウ)などの名に付ける。「三千―」 (3)上皇・法皇・女院などの諡号(シゴウ)に付ける。「後白河―」「後鳥羽―」 (4)〔仏〕 中世以降,大名など身分ある死者の戒名に付ける。院号。近代では庶民も付けるようになった。

大辞林 ページ 139112