うすがき-いろ [0] 【薄柿色】 淡い柿色。柿渋で染めた淡い渋色。うすがき。

うす-がき [0] 【薄書き】 薄い墨で書くこと。香典の上書きや見舞い・悔やみの手紙などに用いる。薄墨。

うす-がすみ [3] 【薄霞】 淡くかかっている霞。[季]春。

うす-かね [0] 【薄金】 （１）うすでの金物・金属板。 （２）うすでの札(サネ)を用いた鎧(ヨロイ)。源氏八領の鎧中のものは有名。

うす-がみ [0] 【薄紙】 厚さの薄い紙。

――を剥(ハ)ぐよう 病気が日ごとに少しずつよくなっていくさま。「―に元気になっていく」

うす-がもい ―ガモ [3] 【薄鴨居】 欄間や茶室などに使う薄手の鴨居。欄間鴨居。

うす-かわ ―カハ [0] 【薄皮】 （１）物の表面をおおう薄い膜。「枝豆の―」 （２）皮の薄い饅頭(マンジユウ)や餅。「―饅頭」 （３）女性などの皮膚が白く，きめの細かいこと。「顔の他の部分は日に焼けてはゐたが，―だけに却て見所が有つた/あひびき（四迷）」 （４）経木(キヨウギ)のこと。

――の剥(ム)けたよう 白くてきめの細かい女性の顔や肌の形容。

うすかわ-まいまい ―カハマヒマヒ [5] 【薄皮蝸牛】 カタツムリの一種。殻は薄く，球卵形で殻高約2センチメートル。殻表は黄白色で，軟体が透けて見える。雌雄同体。野菜や草花を食害する。膵蛭(スイテツ)の第一中間宿主。日本各地に分布。

うすき 【臼杵】 大分県東部，臼杵湾奥にある市。戦国末期，大友氏の築城に始まり，江戸時代は稲葉氏の城下町。商工業が盛ん。ミカン・カボスを栽培。

うすき-せきぶつ 【臼杵石仏】 臼杵市にある石仏群。凝灰岩の岩壁に刻まれた磨崖(マガイ)仏群で，大日如来・阿弥陀如来など六〇体余りが現存。平安後期から鎌倉時代の作。重要文化財。

うす-ぎ [0] 【薄着】 （名）スル 衣服を少ししか重ねて着ないこと。 ⇔厚着 「伊達(ダテ)の―」「―して風邪を引く」