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うた-びくに [3] 【歌比丘尼】🔗🔉

うた-びくに [3] 【歌比丘尼】 歌念仏やはやり歌などを歌い,施し物を求めた尼。のちには売春する者も現れた。 歌比丘尼 [図]

うた-ひこう ―ヒカウ [3][4] 【歌披講】🔗🔉

うた-ひこう ―ヒカウ [3][4] 【歌披講】 歌会で,一定の形式に従って節づけして披露すること。二条流・冷泉(レイゼイ)流がある。新年の歌御会始めなどに残る。

うた-びと [0][2] 【歌人】🔗🔉

うた-びと [0][2] 【歌人】 (1)和歌を詠む人。うたよみ。かじん。 (2)詩人。 (3)雅楽寮に属し,舞楽のとき,歌をうたうことにあたった者。 (4)歌をうたうのが巧みな人。うたいて。「明らけくわが知ることを―と我(ワ)を召すらめや/万葉 3886」

うた-ひめ [2][0] 【歌姫】🔗🔉

うた-ひめ [2][0] 【歌姫】 女性歌手。女流声楽家。

うた-ぶえ [3] 【歌笛】🔗🔉

うた-ぶえ [3] 【歌笛】 古く東遊(アズマアソ)びに用いた横笛。高麗笛(コマブエ)に似てやや大形。のちには高麗笛で代用することが一般化して,用いられなくなった。中管。

うた-ぶくろ [3] 【歌袋】🔗🔉

うた-ぶくろ [3] 【歌袋】 (1)和歌の草稿を入れておく袋。檀紙(ダンシ)・錦(ニシキ)・綾(アヤ)などで作り,水引を通し座敷の柱にかけて飾りにする。 (2)カエルののどにある器官で,鳴くときにふくらませる。鳴嚢(メイノウ)。

うたぶくろ 【歌袋】🔗🔉

うたぶくろ 【歌袋】 歌論書。六巻。富士谷御杖(ミツエ)著。1793年刊。歌論のほか,勅撰集の作者索引,および作例などを収める。父成章(ナリアキラ)の見解の祖述もうかがえ,富士谷派の歌論としてのまとまりを示す。

うた-まい ―マヒ [2] 【歌舞】🔗🔉

うた-まい ―マヒ [2] 【歌舞】 歌うことと舞うこと。歌い舞うこと。「種々(クサグサ)の―を奏(オコ)す/日本書紀(天武下訓)」

うたまい-どころ ―マヒ― 【歌舞所】🔗🔉

うたまい-どころ ―マヒ― 【歌舞所】 歌舞をつかさどる役所。雅楽寮と同じか。「―の諸王臣子等/万葉(一〇一一詞)」

うたまい-の-つかさ ―マヒ― 【楽官】🔗🔉

うたまい-の-つかさ ―マヒ― 【楽官】 (1)古代,朝廷で歌舞のことをつかさどる官司の総称。また,それに属する人。「―うたまひつかうまつる/日本書紀(持統訓)」 (2)「雅楽寮(ガガクリヨウ)」に同じ。

大辞林 ページ 139350