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うつし-え ― [3] 【移し絵】🔗🔉

うつし-え [3] 【移し絵】 台紙に水溶性の糊(ノリ)を塗り,模様や絵を裏返しに印刷したもの。これをぬらして物に貼り,しばらくして紙をはがすと印刷した絵だけが転写される。子供のおもちゃとする。

うつし-がみ [3] 【移し紙】🔗🔉

うつし-がみ [3] 【移し紙】 移し花{(1)}の紙。

うつし-ぐさ [3] 【移し草】🔗🔉

うつし-ぐさ [3] 【移し草】 〔染料とすることから〕 ツユクサの異名。

うつし-ぐら [3] 【移し鞍】🔗🔉

うつし-ぐら [3] 【移し鞍】 行幸の際,殿上人・随身などの乗る馬につけた鞍。また,移し馬につけ武官・廷臣が公務の際に用いる鞍。うつしのくら。うつし。

うつし-ごころ 【移し心】🔗🔉

うつし-ごころ 【移し心】 移り変わる心。心変わり。「―は色ことにして/古今(恋四)」

うつし-どの [0][3] 【移し殿・遷殿】🔗🔉

うつし-どの [0][3] 【移し殿・遷殿】 (1)「仮殿(カリドノ)」に同じ。 (2)春日神社で,神木を移し安置する社殿。

うつし-ばな [3] 【移し花】🔗🔉

うつし-ばな [3] 【移し花】 (1)ツユクサの花の汁を紙にしみこませたもの。古くは染色に用いた。うつし。 (2)ツユクサの異名。

うつし-ぶみ 【移し文】🔗🔉

うつし-ぶみ 【移し文】 (1)回状(カイジヨウ)。まわしぶみ。 (2)「移(イ)」に同じ。

うつ・し 【現し・顕し】 (形シク)🔗🔉

うつ・し 【現し・顕し】 (形シク) (1)現に生きてある。現実だ。うつつである。「葦原の中つ国に有らゆる―・しき青人草の/古事記(上)」 (2)正気である。まことだ。「偽も似つきてそする―・しくもまこと吾妹子吾に恋ひめや/万葉 771」

うつし 【現】🔗🔉

うつし 【現】 (形容詞「うつし」の語幹)

うつし-おみ 【現人】🔗🔉

うつし-おみ 【現人】 生きている現実の人間。この世の人の姿。「我が大神,―有らむとは,覚(サト)らざりき/古事記(下)」 →うつせみ →うつそみ

うつし-くに 【現国】🔗🔉

うつし-くに 【現国】 人間の世界。この世。「―の水に天つ水を加へて奉らむと申せ/祝詞(中臣寿詞)」

うつし-くにたま-の-かみ 【現国玉神】🔗🔉

うつし-くにたま-の-かみ 【現国玉神】 〔現実の国土の霊の意〕 大国主神(オオクニヌシノカミ)の異名。

大辞林 ページ 139409