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うわ-なみ ウハ― [0] 【上波】🔗🔉

うわ-なみ ウハ― [0] 【上波】 水面に立つ波。

うわ-なり ウハ― [0] 【上鳴り・表鳴り】🔗🔉

うわ-なり ウハ― [0] 【上鳴り・表鳴り】 笙(シヨウ)などで,目的の音に伴って鳴るかすかな上音(ジヨウオン)。

うわ-なり ウハ― 【後妻】🔗🔉

うわ-なり ウハ― 【後妻】 (1)あとに迎えた妻。古くは,最初の妻に対して,あとからめとった妻。のちには,死別・離別した妻のあとにめとった妻。ごさい。 ⇔こなみ 「―こなみ,一日一夜よろづのことをいひ語らひて/大和 141」 (2)嫉妬(シツト)。特に,前妻(コナミ)の後妻に対するねたみ。[名義抄]

うわなり-うち ウハ― 【後妻打ち】🔗🔉

うわなり-うち ウハ― 【後妻打ち】 (1)前妻が後妻をねたんで打つこと。「あさましや,六条の御息所(ミヤスドコロ)ほどのおん身にて,―の御ふるまひ/謡曲・葵上」 (2)室町末頃から近世初期にかけての習俗。離縁された先妻が親しい女たちなどに頼んで,予告して後妻の家を襲い,家財などを荒らさせたこと。相当打ち。騒動打ち。

うわなり-ねたみ ウハ― 【後妻嫉妬】🔗🔉

うわなり-ねたみ ウハ― 【後妻嫉妬】 (1)前妻が後妻をねたむこと。「須勢理毘売命(スセリビメノミコト)いたく―したまひき/古事記(上訓)」 (2)嫉妬(シツト)。「ここに一(ヒトリ)の尼―して/日本書紀(舒明訓)」

うわなり ウハナリ 【嫐】🔗🔉

うわなり ウハナリ 【嫐】 歌舞伎十八番の一。1699年初世市川団十郎が初演。一人の男に二人の女が嫉妬(シツト)でからむ所作で,後妻(ウワナリ)打ちの風習を劇化したもの。

うわ-に ウハ― [0] 【上荷】🔗🔉

うわ-に ウハ― [0] 【上荷】 (1)上積みにされた荷物。 ⇔下荷 (2)甲板積みの荷物。 (3)「うわにぶね」の略。

うわに-さし ウハ― 【上荷差(し)】🔗🔉

うわに-さし ウハ― 【上荷差(し)】 船の上荷を運搬する人夫。「中衆(ナカシユ)・―など夫婦となりて,貌(カタチ)たちまち賤しく/浮世草子・一代男 3」

うわに-ぶね ウハ― 【上荷船】🔗🔉

うわに-ぶね ウハ― 【上荷船】 江戸時代の瀬取り船の一。本船と波止場との間を往復して,荷物の積み下ろしに使われる二,三〇石積みの小型荷船。大坂では瀬取り用のほかに町なかの河川での運搬用に多く用いた。 →茶船(チヤブネ)

大辞林 ページ 139564