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おきつ-とり 【沖つ鳥】 (枕詞)🔗⭐🔉
おきつ-とり 【沖つ鳥】 (枕詞)
(1)沖にいる鳥の意で,「鴨(カモ)」にかかる。「―鴨着く島に/日本書紀(神代下)」
(2)沖の鳥であるアジガモと同じ音を含む地名「味経(アジフ)」にかかる。「―味経の原に/万葉 928」
おきつ-なみ 【沖つ波】🔗⭐🔉
おきつ-なみ 【沖つ波】
■一■ (名)
沖に立つ波。「―高く立ち来ぬ/万葉 3627」
■二■ (枕詞)
沖つ波の動くさまから,「しく」「立つ」「撓(トオ)む」などにかかる。「―しきてのみやも恋ひわたりなむ/万葉(二五九六或本歌)」
おきつ-なわのり ―ナハ― 【沖つ縄海苔】🔗⭐🔉
おきつ-なわのり ―ナハ― 【沖つ縄海苔】
〔縄海苔は,細長い海藻〕
縄海苔の海中に生えているさまから「なびく」の序詞。また,縄海苔をたぐることから「繰る」「来る」の序詞。「海原の―うちなびく/万葉 2779」「わたつみの―くる時と/万葉 3663」
おきつ-も-の 【沖つ藻の】 (枕詞)🔗⭐🔉
おきつ-も-の 【沖つ藻の】 (枕詞)
(1)沖つ藻が波に靡(ナビ)くさまから,「靡く」にかかる。「―靡きし妹は/万葉 207」
(2)沖つ藻が隠れて見えないことから,「隠(ナバ)り」と同音の地名「名張」にかかる。「―名張の山を今日か越ゆらむ/万葉 43」
〔「おくつもの」とする説もある〕
おき-つぎ [0] 【置き注ぎ】🔗⭐🔉
おき-つぎ [0] 【置き注ぎ】
置いたままの杯に酒をつぐこと。
おき-つけ [0] 【置(き)付け】🔗⭐🔉
おき-つけ [0] 【置(き)付け】
他に移さず常にその場に置いたままにしてあること。置きすえ。「―のテーブル」
おき-づけ [0] 【沖漬(け)】🔗⭐🔉
おき-づけ [0] 【沖漬(け)】
背開きにした小魚を,酒に酢や塩をいれて煮立ててさました中に漬け込んだもの。
おき-つ-すたへ 【奥つ棄戸】🔗⭐🔉
おき-つ-すたへ 【奥つ棄戸】
〔「奥」は人の居地から離れた地,「棄戸」は屍を棄てる瓮(ヘ),の意〕
棺。墓所。おくつすたへ。「―にもち臥さむ具(ソナエ)にすべし/日本書紀(神代上訓注)」
大辞林 ページ 140160。