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――の柄(エ)朽(ク)つ🔗🔉

――の柄(エ)朽(ク)つ 〔「述異記」にみえる爛柯(ランカ)の故事から〕 わずかな時間だと思っているうちに,長い年月を過ごすこと。時のたつのが早いことのたとえ。 →爛柯

お-の ヲ― 【小野】🔗🔉

お-の ヲ― 【小野】 〔「お」は接頭語〕 野。野原。「萩が花ちるらむ―のつゆじもに/古今(秋上)」

おの ヲノ 【小野】🔗🔉

おの ヲノ 【小野】 (1)京都市山科区小野。勧修寺・小栗栖の一帯をいう。小野小町の伝説が多く,真言宗小野流の本山随心院には小町宅跡がある。 (2)京都市左京区八瀬・大原の一帯,旧小野郷をいう。「伊勢物語」第八三段,「源氏物語」夕霧と手習の巻以降の舞台。((歌枕)) (3)滋賀県彦根市鳥居本町の古名。旧宿駅。 (4)兵庫県中南部,加古川中流域の市。算盤(ソロバン)と家庭用刃物の生産で有名。播州高野(コウヤ)で知られた真言宗の浄土寺がある。

おの ヲノ 【小野】🔗🔉

おの ヲノ 【小野】 姓氏の一。古代の豪族。近江国滋賀郡小野村からおこるとされ,山城国愛宕郡小野郷・宇治郡小野郷にも勢力をもった。小野神社は小野氏の氏神で,平安時代は学者・歌人・書家などを輩出。

おの-あずさ ヲノアヅサ 【小野梓】🔗🔉

おの-あずさ ヲノアヅサ 【小野梓】 (1852-1886) 法学者・政治家。高知県生まれ。号,東洋。大隈重信の立憲改進党に参加。また,東京専門学校(現,早大)創立に参画。著「国憲汎論」など。

おの-がどう ヲノガダウ 【小野鵞堂】🔗🔉

おの-がどう ヲノガダウ 【小野鵞堂】 (1862-1922) 書家。静岡県生まれ。本名之助。かな書道の古典復帰を提唱,上代様の書道を分かりやすい姿に再現,鵞堂流を完成。書道教育に貢献した。

おの-こざん ヲノ― 【小野湖山】🔗🔉

おの-こざん ヲノ― 【小野湖山】 (1814-1910) 幕末・明治期の儒者・漢詩人。近江の人。三河吉田藩儒臣。安政の大獄に連座。維新後明治政府に出仕,のち大阪に優遊吟社を結成するなど詩名が高かった。作「湖山楼詩鈔」など。

おの-ごへい ヲノ― 【小野五平】🔗🔉

おの-ごへい ヲノ― 【小野五平】 (1830-1920) 将棋十二世名人。阿波の人。1898年(明治31)民間人として初の名人に推された。福沢諭吉・榎本武揚らと交際し,棋士の社会的地位を高めた。

大辞林 ページ 140376