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おのえ-ばいこう ヲノヘバイカウ 【尾上梅幸】🔗🔉

おのえ-ばいこう ヲノヘバイカウ 【尾上梅幸】 (1)(六世)(1870-1934) 歌舞伎俳優。屋号音羽(オトワ)屋。明治から大正にかけて活躍した。五世菊五郎の養子。前名,栄三郎。養父の女方の芸風を継ぎ,また新作や新舞踊にも天分を発揮した。 (2)(七世)(1915-1995) 歌舞伎俳優。東京生まれ。六世菊五郎の養子。前名は三世菊之助。1949年(昭和24)菊五郎劇団結成に参画,六世中村歌右衛門とともに戦後を代表する立女形。二枚目役もよくした。

おのえ-まつすけ ヲノヘ― 【尾上松助】🔗🔉

おのえ-まつすけ ヲノヘ― 【尾上松助】 歌舞伎俳優。屋号音羽(オトワ)屋。 (1)(初世)(1744-1815) 文化年間(1804-1818)頃活躍。大坂の人。1755年江戸に出て初世尾上菊五郎の門に入り,四世鶴屋(ツルヤ)南北の作品を演じて次々と評判をとり,怪談狂言の祖といわれる。のち松緑と改名。 (2)(四世)(1843-1928) 五世菊五郎の門人。明治から大正にかけて,世話物の名脇役として活躍。

おのえ-まつのすけ ヲノヘ― 【尾上松之助】🔗🔉

おのえ-まつのすけ ヲノヘ― 【尾上松之助】 (1875-1926) 映画俳優。岡山県生まれ。旅役者から牧野省三に認められる。歌舞伎・講談から取材した英雄像多数を,大正期の無声時代劇に展開。「目玉の松ちゃん」の愛称で親しまれ,一千本と自称する娯楽作品に出演。

おのえ ヲノヘ 【尾上】🔗🔉

おのえ ヲノヘ 【尾上】 人形浄瑠璃「加賀見山旧錦絵(コキヨウノニシキエ)」の登場人物。足利家の中老。同家の局(ツボネ)岩藤の奸計を知り,岩藤に草履打ちの侮辱を受けて自害する。

おのえいだはち ヲノヘ― 【尾上伊太八】🔗🔉

おのえいだはち ヲノヘ― 【尾上伊太八】 新内の一。端物。本名題「帰咲名残命毛(カエリザキナゴリノイノチゲ)」。初世鶴賀若狭椽(ツルガワカサノジヨウ)作曲。津軽岩松藩江戸詰の武士原田伊太夫と吉原の遊女尾上との心中未遂事件を脚色したもの。「蘭蝶(ランチヨウ)」「明烏(アケガラス)」とともに新内の代表曲。

おのえ-の-まつ ヲノヘ― 【尾上の松】🔗🔉

おのえ-の-まつ ヲノヘ― 【尾上の松】 古歌などに詠まれた松の名。兵庫県加古川市尾上神社にある「尾上の松」,対岸の高砂市高砂神社の「高砂の松」のいずれをさすか不明。「高砂の―に吹く風の/千載(恋一)」

大辞林 ページ 140380