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おめ・る (動ラ四)🔗🔉

おめ・る (動ラ四) (1)さがって並ぶ。ずれて並ぶ。「三位の宰相は中納言の末に―・る也/建武年中行事」 (2)ずれて重なっていて,下の物の端が少し出ている。「衣の襟袖の口と襟との内へ―・る所にあかいを付くるぞ/毛詩抄 6」

お・める 【怖める】 (動マ下一)[文]マ下二 お・む🔗🔉

お・める 【怖める】 (動マ下一)[文]マ下二 お・む 気おくれする。ひるむ。「少しも―・めたる顔色なく/当世書生気質(逍遥)」

怖めず臆(オク)せず🔗🔉

怖めず臆(オク)せず 少しも気おくれすることなく。

おも 【母】🔗🔉

おも 【母】 (1)はは。母親。「泣く子らをおきてそ来ぬや―なしにして/万葉 4401」 (2)うば。めのと。「乳飲めや君が―求むらむ/万葉 2925」

おも [1] 【面】🔗🔉

おも [1] 【面】 (1)表面。うわべ。「池の―」 (2)顔。顔つき。「―知る児らが見えぬころかも/万葉 3068」 (3)面影。様子。「寝もとか子ろが―に見えつる/万葉 3473」 〔現代では「おもやせ」「おもやつれ」「おもなが」などの形で用いられる〕

おも [1] 【主・重】🔗🔉

おも [1] 【主・重】 ■一■ (形動)[文]ナリ いろいろあるなかで中心をなすこと。主要であること。第一である・こと(さま)。 →おもな →おもに ■二■ (名) 〔普通「オモ」と書く〕 (1)能・狂言で,シテの別名。 (2)「おもあど」の略。

おも-あど [0] 【重あど・主あど】🔗🔉

おも-あど [0] 【重あど・主あど】 狂言で,アドが複数で登場する場合,その主となる方。一のアド。オモ。 →あど

おも-あわせ ―アハセ [3] 【面合(わ)せ】🔗🔉

おも-あわせ ―アハセ [3] 【面合(わ)せ】 二つの物の表と表とが合うように重ねること。 ⇔裏合わせ 「―に畳む」

おもい オモヒ [2] 【思い】🔗🔉

おもい オモヒ [2] 【思い】 (1)思うこと。思うところ。考え。思慮。「―を述べる」「―にふける」 (2)感じること。感じ。経験。「いやな―をした」「やっとの―で作り上げた」 (3)予想すること。もくろみ。推量。「―どおりになる」「―のほかの収穫」 (4)あれこれ心に浮かべること。「―が乱れる」 (5)気にかけること。心配すること。「親―」「―に沈む」 (6)希望すること。願い。「―を遂げる」「長年の―がかなう」 (7)思いしたうこと。恋すること。恋心。「―を寄せる」「―がつのる」 (8)恨み。にくみ。 (9)喪に服すること。また,その期間。喪中。「女のおやの―にて山寺に侍りけるを/古今(哀傷詞)」 〔「想い」「念い」などとも書く〕

大辞林 ページ 140443